おすすめ度 ☆☆☆★
豊かな自然に囲まれた鹿児島県長島町のご当地映画。
お祭りをはじめ、長島町の美しさが強調されています。
その割には、本格的な映画。
現代版、生みの母か育てに母か。
生みの母が、子供を手放す下りは、現代の都会での貧困について考えさせられます。
一方、養子縁組という制度で、一旦養子になれば、生みの母は会うことすらできない現代の制度。
それにしても、育ての母の山田真歩と、生みの母の貫地谷しほりが好演で、魅せてくれる。
まあ、母物は、昔からお涙頂戴で盛り上がるが、本作も同様。
ラストは、両方に花を持たせた終わり方。
実際はもっと泥どろしたものだと思うが。