おすすめ度 ☆☆☆★
なぜか、プレスリーの音楽は、セクシーな演奏スタイルゆえに、邪悪な感じがして、すきにはなれない。
ただ、映画は、マネージャーの存在が際立っていて、こちらが主役みたい。造形した顔かたちから、すぐには、気づかなかったが、まさしくトムハンクス。
マネージャーがゆえに、エルヴィスをコントロールしようと要所で出てくる。
159分と長尺だが、音楽シーンが大半を占め、目が離せない。
エルビスを演じたオースティンバトラーはよく研究しており、激しいダンスシーンもうまくこなしている。
ただ、ラストで、本物のエルヴィスが、登場して違いを見せつけてしまう。
若くして亡くなったエルビス故に、故人をしのぶ映画としても成功している。