おすすめ度 ☆☆☆★ 劇場鑑賞
アメリカ・イギリス・イタリア・サウジアラビア合作 PG12
マイケル・マン監督がアダム・ドライバーを主演に迎え、イタリアの自動車メーカー・フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリを描いたドラマ。
ブロック・イェーツの著書「エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像」を原作に、私生活と会社経営で窮地に陥った59歳のエンツォが起死回生をかけて挑んだレースの真相を描く。
髪の毛をきちんと決めたフェラーリ、アダムドライバーとはみまごった。
ちょっと、字幕翻訳のせいもあって、理解しずらい前半。
後半になって、正妻と妾の話なのかと理解。
正妻の子が病で亡くなり、正妻とは疎遠に、一方、浮気相手に入れ込み、こちらには息子が。
世界的にも稀な長距離公道レース「ミッレミリア」再現には目を見張る。サーキットを飛び出し、雄大な山岳地帯から直線の田舎路、タイトなカーブが連なる市街を時速200キロで走り抜ける古風なレースカーは、視界270度の特殊な車載カメラや、高速ドローンによって美しく捉えられた。
そして見物人を巻き込んだ事故。
正妻の一計で何とかクリア、フェラリの名は残された。