おすすめ度 ☆☆☆★
NHK BS プレミアム鑑賞 1971年製作
アメリカ西部開拓時代の白人である主人公ジャック・クラブ（ダスティン・ホフマン）がたどった数奇な運命の物語。危険な目に何度も遭いながら、先住民の暮らしと白人社会での暮らしを行ったり来たりする。最後にはカスター将軍の率いる第7騎兵隊全滅の中ただ一人生き残る。
アメリカ先住民に育てられ、白人と先住民の社会を幾度となく行き来しながら、121歳まで生きた老人が、両者の対立の歴史を生き証人として語る物語。
欺瞞に満ちた白人たちの理不尽な暴虐ぶりを表出することで、ネイティブアメリカンの高い精神性を逆照射したアメリカンニューシネマならではの屈託した味わいの人間ドラマでもある。
