ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「太陽の下で 真実の北朝鮮」、市民の日常を記録したドキュメンタリー、それはすべて当局の管理下で演出されたフェイクだった!

2024-09-18 19:10:33 | ロシア映画

おすすめ度 ☆☆☆

Unext鑑賞  2015年製作   チェコ・ロシア・ドイツ・ラトビア・北朝鮮合作

北朝鮮政府によって演出された「庶民の日常生活」の裏側を暴き、当局による検閲を受ける前にフィルムを外部へ持ち出すなど、さまざまな危険を冒して完成したドキュメンタリー。

ロシア人監督が北朝鮮のドキュメンタリー映画を撮影。しかし彼を待ち受けていたのは、北朝鮮が用意した台本と当局の監視だった。主人公の少女、ジンミの「日常」と、金日成直属の下部組織「朝鮮少年団」への入団にまつわるさまざまな行事に密着している。当局は、「最高の国の“普通” の生活」を描くために、撮影場所の作り込みをしたり、現実とは異なるキャストを起用したりと、工夫に余念がない。演技指導もしばしば見られ、その一部始終をカメラがとらえている。全て「やらせ」の世界でありながら、作品のあらゆるシーンで登場する“チュチェ思想”の賛美に、為政者たちの体制維持への執念が感じられる。自由が許されない監視社会を逆手に取った、北朝鮮の真実を映し出す作品だ。
 
全編にみなぎる、金日成、金正日、金正恩を崇拝する映画。
 
幼少の頃より徹底的に教え込まれるチェチェ思想。
 
恐るべき北朝鮮の実態が暴かれる。
 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「フェイク シティ ある男のルール」、最後に頼れるのは、魂か弾丸か!

2024-09-18 16:39:41 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

Unext鑑賞   2008年製作  PG12

キアヌが挑むクライム・アクション。

ロサンゼルス。市警察の一匹狼である潜入刑事トムは、正義のために手段を選ばない強引なやり方で同僚たちから疎まれるが、上司のジャックだけは彼を信じ続ける。トムはかつての相棒ワシントンが自分を市警の内務調査部に密告しようとしているという情報をつかむが、当のワシントンはコンビニ強盗事件に巻き込まれ、トムの目の前で命を落とす。トムは自分に疑惑が向きかねない状況の中、独自の捜査で強盗を捕まえようとするが……。

主人公は犯罪を撲滅するために自ら犯人に死の制裁を下していくが、他のキャラクターたちの行動もまたそれぞれ確固たる信念に基づいている。それゆえ一体誰の正義が正しいのかがドラマの軸になり、誰にとっての正義なのかがミステリーの軸となる。単純にミステリー/アクションとしても楽しめるが、より深く覗き込めばそこには見応えのあるドラマが存在する。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする