おすすめ度 ☆☆☆
変な映画好き ☆☆☆☆
R15+
軽度の知的障害のある中年男性ボーの急死した母親の元へ戻る旅とその顛末を描く。
アリ・アスター監督脚本。
冒頭はセラピストに面接する主人公の姿。この主人公、40過ぎのおっさんなのに、子どものような言葉使いと態度で、普通でない雰囲気が色濃い。
そこから始まる彼の家路がほぼ終末の世界。これ、この人物の認知する世界を描いたものなのだろうと推察する。
この主人公、知的障害というよりも、外界認識能力が歪んでしてしまっているのだろう。そういう人がどんな世界を感じているのかを、とことん描いてゆく。
だから、ほぼ悪夢の映画といってよい。
主演を務めるのは『ジョーカー』でアカデミー賞®主演男優賞に輝いた名優ホアキン・フェニックス。