おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
樹木希林好き、茶道好き ☆☆☆☆
エッセイスト森下典子が約25年にわたり通った茶道教室での日々をつづり人気を集めたエッセイ「日日是好日 『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」の映画化。
お茶といえば、若かりし頃、会社でお茶の習い事教室があり、冷やかしに、お点前のお茶とお菓子をいただく機会があった。
茶道は、伝統的だが、物を作るでなし、ただ、お茶を入れるだけというシンプルなもの。
25年もこれを続けるなんて、ちょっとずぼらな小生にとっては考えられないことだが、掛け軸の滝が、実際の滝のように涼しさをもたらすなんて、素晴らしいことだ。
「日々是好日」は、禅の言葉、お茶は禅にも通じる。
この淡々とした茶道で、映画を持たせるのも大変だが、日々の移ろいなど、まさに平凡な人生が描かれている。
それにしても、樹木希林。最後の作品にふさわしい、彼女なくしてはこの映画は締まらなかっただろう・
黒木華も新境地を開いたといえる。
活劇好きには、退屈な映画だが、日本の美を堪能させてくれる。
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