
おすすめ度 ☆☆☆★
ベストセラー作家・浅田次郎の同名時代小説を、前田哲監督が映画化。
新藩主となった若者が切腹を免れるために膨大な藩の借金返済に奔走する物語。
江戸時代。越後・丹生山藩の役人の息子として平穏に暮らしていた間垣小四郎は、ある日突然、自分が徳川家康の血を引く丹生山藩主の跡継ぎだと知らされる。しかも実の父である一狐斎は、小四郎に国を任せて隠居してしまう。庶民から藩主へと大出世したかに思えたのもつかの間、丹生山藩が25万両(今の価値で約100億円)もの借金を抱えていることが判明。頭を抱える小四郎に、一狐斎は「大名倒産」を命じる。それは借金の返済日に藩の倒産を宣言して踏み倒すという案だったが、実は一狐斎は小四郎に全ての責任を押しつけて切腹させようと企んでいた。
借金を創意工夫して返済する物語りかと想像したが・・・もちろん倹約も実行したが本題は借金のカラクリを暴き裏で牛耳る悪人を退治し藩政を立て直すという痛快コメディーだった。
神木さんは、らんまんっぽく、杉咲花さんはおちょやんっぽかったが、かなりの好演。脇を固めるのも名優ばかり。
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