おすすめ度 ☆☆☆☆
イギリス・シリア合作
第72回(2019年)カンヌ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。
いまだ解決をみない内戦地シリア・アレッポ。ジャーナリスト志望の女学生ワアドは、デモ運動への参加をきっかけにスマホで撮影を始めるが、平和を願う彼女の想いとは裏腹に、内戦は激化の一途を辿る。
医師を目指す若者ハムザと出会い、恋に落ちるワアド。
ハムザは仲間たちと廃墟の中に病院を設け負傷者を治療する。
やがて、娘サマを出産。
時はアサド政権下、ロシアが参戦。
アレッポの町は、廃墟と化す。
その間ずっと撮影を続けたワアド。
容赦ない空爆。
そしてまた命を授かる。
リアルな出産シーンが目に焼き付く。
結局、アレッポは、壊滅。
私たちは、政権側からしか、知見を得ていなかったが、この映画で、政権側の非道さを思い知らされる。
平穏な私たちには考えられないことだが。
子供という命を題材にしているだけに余計響く。
Unextで鑑賞。
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