ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「セイジ」、大学の夏休み、山の上のHouseで不思議な体験!

2013-06-09 17:16:01 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

俳優の伊勢谷が監督したミステリアスな物語。

20年前、大学の夏休み、自転車旅行の途中で出会った、House。

そこで、アルバイトをすることに。

そこの店主は女性。

雇われ店長(男)の名前がセイジ。陸の魚の意味らしい。

なぜか寡黙で、いつも何か考えているような不思議な雰囲気。

アルバイトの男がいつしか、働きの中心になっていた。

山の自然の風景は美しく、小動物たちのアップが生き物を象徴している。

セイジは、猪を車で轢いてしまうが、それを自ら解体して調理してしまう。

セイジと店主は、できているようだが、あまりべたべた感はない、セイジが引いている感じだ。

こんな山のHouseでの生活、ひと夏の思い出だ(後ネタバレ)。


































後半、ショッキングな出来事が起こる。それは、常連のおじいちゃんの家で起こった。セイジが大事にしていた少女(爺さんの娘)が、通り魔に両親を殺され、自らも片腕を切り落とされる。

実はセイジは、幼いころ、虐待を受け、妹をかばって両親を殺してしまう。さらに、少年院で保護中に妹は亡くなった。そのトラウマがあったのだ。そして、かわいがっていた少女の目の前でショッキングな行動に。

不思議な感覚の映画だ。

セイジを西島秀俊が演じ、寡黙なそれでいて優しい青年を見事に演じている。訪れたアルバイトの青年を森山未來が好演。

彼らの好演と伊勢谷のスタイリッシュな演出で、骨太の映画となっている。

ただ、反面わかりずらいシーンも多く、観客を惑わせる。

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