
おすすめ度 ☆☆☆
PG12
1990年代の激動の釜山を舞台に、極道たちの生きる姿を描いたノワールサスペンス。
養護施設出身で札付きのワルだったヒスは、クアムを牛耳るソンに拾われ、その右腕として一帯を仕切っていた。一方、クアムに目を付けたヨンド派は、ヒスの親友チョルジンを使い、ヒスを懐柔しようとしていた。しかし、ヒスの望みはクアムでのし上がるでもなく、ヨンド派で金を稼ぐのでもなく、恋人インスクと一緒に巨済島でペンションをやりながら暮らすことだった。ヒスはソンを訪れ組織を抜けたいと告げるが―。
凶暴なヤクザ同士の争いなら、どちらが無惨な末路を迎えても衝撃はないが、主人公を父親のように慕う若者が散る展開から目が離せなくなる。
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