おすすめ度 ☆☆☆★
対外的には「難民国」扱いだった戦後まもない韓国のマラソン代表としてボストンマラソンで当時の世界記録で優勝を飾ったユ・ソンボク選手とその監督らの活躍を描いたスポーツ映画であり、またナショナリズム映画でもある。
1936年、ベルリンオリンピックのマラソン競技において、日本は世界新記録を樹立、金メダルと銅メダルを獲得し、国民は歓喜に沸いた。しかし、その2個のメダルには秘められた想いがあった。日本代表としてメダルを獲得したソン・ギジョンとナム・スンニョンが、日本名の孫基禎と南昇竜として表彰式に立ったのだ。
第2次世界大戦の終結と共に、彼らの祖国は日本から解放されたが、メダルの記録は日本のままだった。1947年、ボストンマラソン。その二人がチームを組み、才能あふれる若きマラソン選手を歴史あるボストンマラソンに出場させる。<祖国の記録>を取り戻すために—。
走るシーンばかりかと思ってたけど、ちょっと笑える場面とかも散りばめられていて見やすい作品だった。
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