おすすめ度 ☆☆☆☆
「12.12.軍事反乱」をモチーフにした初の映画、徹底的に隠蔽された「あの⽇」の物語。反乱軍=欲望VS 鎮圧軍=使命、韓国の運命を変えた事件現場へ観客を誘う。
1979年の韓国、大統領が暗殺され、先を危惧した参謀総長のたっての希望で新たに着任した首都警護司令官が、軍隊内の私的組織を率いる保安司令官の反乱を阻止しようとする。
保安司令官の狙いはただ一つ、軍隊の力を背景に自らが政府の権力を掌握することだ。対立する首都警護司令官に先んじて反乱の期日を決め、行動を起こす。首都警護司令官は不穏な動きを察知し、鎮圧に向かう。
この保安司令官に扮するチョン・ドゥグァンを、特殊メイクを3~4時間かけて施した薄毛姿に変貌して演じたファン・ジョンミンの迫力は圧巻。ハナ会の面々を相手に、演説巧みに勝利を訴え続け、巧妙な話術で、煙に巻く。
私はうかつにも、この男が、つぶされると思ったが、この男がのちの大統領になっているので、負けはありえないことだった・
韓国ならではの、政治的背景があるのだろう。
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