おすすめ度 ☆☆☆
1968年 神代辰巳監督第一回作品。
この映画は、ロマンポルノの旗手神代が、日活作品のころ手掛けた作品。
したがって、ストリッパーの話なので、裸は出てくるが、ポルノ映画ではない。
日活が、アクション映画から下火になり、模索中に撮られた作品だが、不入りのため、神代はしばらく、次作を撮れなかった。
ストリッパー親子の物語で、母親の古典的なストリップに批判的な娘。だが、母親が地方公演で警察に捕まったために、金が必要で、ストリッパーになる。
だが、都会でのストリッパーで、のちにポルノ女優としてデビューする。
大阪弁が心地よい下町風情が、情を醸し出している。
男を取っ替え引っ替え、たくましく生きる娘を、日劇ミュージックホールのダンサー殿岡ハツエが演じ、はまり役。
男と女の夫婦善哉的な、大阪の恋が光っている。
のちに好コンビとなる姫田カメラマンの引きのカメラは効果的。
神代らしいところが随所にみられる。
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