ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「かぶりつき人生」、ストリッパー親子の悲哀!

2018-12-17 16:40:14 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

1968年 神代辰巳監督第一回作品。

この映画は、ロマンポルノの旗手神代が、日活作品のころ手掛けた作品。

したがって、ストリッパーの話なので、裸は出てくるが、ポルノ映画ではない。

日活が、アクション映画から下火になり、模索中に撮られた作品だが、不入りのため、神代はしばらく、次作を撮れなかった。

ストリッパー親子の物語で、母親の古典的なストリップに批判的な娘。だが、母親が地方公演で警察に捕まったために、金が必要で、ストリッパーになる。

だが、都会でのストリッパーで、のちにポルノ女優としてデビューする。

大阪弁が心地よい下町風情が、情を醸し出している。

男を取っ替え引っ替え、たくましく生きる娘を、日劇ミュージックホールのダンサー殿岡ハツエが演じ、はまり役。

男と女の夫婦善哉的な、大阪の恋が光っている。

のちに好コンビとなる姫田カメラマンの引きのカメラは効果的。

神代らしいところが随所にみられる。

 

 


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