おすすめ度 ☆☆☆
男女間の性の格差を描いて反響を呼んだ鳥飼茜の同名漫画を実写映画化。自らの性に対して抱える矛盾した感情や、男女間に存在する性の格差に向き合う女性の姿を通して、人の根底にある醜さと美しさを描き出す。
高校教師の美鈴は、生徒達を教壇から見下ろし観察することで自尊心を満たし、女であることの不平等さから目を背けていた。親友の美奈子から早藤と婚約したと告げられるが、早藤こそ美鈴に女であることの不平等さの意識を植え付けた張本人で、早藤を忌み嫌いながらも呼び出しに応じていた。ある日、男子生徒の新妻から性の悩みを打ち明けられ、思わず美鈴は本音を漏らしてしまう。新妻は本音をさらけ出した美鈴に魅かれていき…。
人格描写がいまいちのため、物語のふくらみが見られず、うわべだけの性格破戒に終わる。
奈緒が美鈴を、早藤を風間俊介が演じている。
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