ひろの映画見たまま

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「セイント・モード 狂信」、極めれば聖女に、極めすぎれば狂信者に

2023-02-18 16:23:15 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆

ホラー映画好き ☆☆☆★

劇場未公開 

在宅看護師のモードは、末期の病に侵されて独り豪邸に暮らす元有名ダンサーのアマンダをケアすることになる。アマンダは病状の悪化を紛らわせてくれる信心深いモードに興味を惹かれ、モードもまたアマンダの魂の救済にのめり込んでいく。しかし、モードは神のお告げを信じすぎるあまりに凄惨な結末を招いた過去があった。やがてモードは自分がアマンダの元に派遣されたのは神の意志を全うするためだと確信するが…。

本作で長編監督デビューを遂げたのは、“ローズ・グラス”というイギリス人で、『セイント・モード 狂信』によって英国インディペンデント映画賞で新人監督賞を受賞。しかも最多の17ノミネートを達成。

周りと自分の宗教的価値観の違いを目の当たりにしたことで歯車が狂い始める。派手な服を着て街に出たり、見ず知らずの男と情事に及んだり、それらを行なった罰として自分に釘を刺したり(ヤバすぎる痛い痛い痛い)。何とも残酷。これらは結局、主人公モードの妄想に過ぎなかった。スタッフロールが流れるラスト1秒前のシーンが全てを物語っています。

やばい映画好き必見!

 


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