季節の花「福寿草（ふくじゅそう）」

名言名句（138）

「罪なき者　まず石を投げうて」『新約聖書・ヨハネ伝』

罪の無い者は一人としていない、ということの「新約聖書」の

中のエピソード。イエスがオリブ山に行った時のことです。学者、

パリサイ人が、姦淫をした女を連れてきて、モーゼの律法では

姦淫をした女は石で打つことになっているが、いったい、この女を

どうさばくのか、と彼らはイエスに詰め寄りました。

イエスは腰をかかめ、指でもって土の上に何かの字を書きました。

詰め寄って問い詰める群衆に対し、イエスは「汝らのうち、罪なき

者、まず石を投げうて」身を起こして言いました。すると、群衆は、

一人ひとり立ち去って行ったのです。それぞれの胸に問い正すと、

罪を持たない者はいない、ということです。

良心の呵責は、群衆全員の胸をえぐったのです。


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２月から咲く花「福寿草（ふくじゅそう）

開花時期は、 2／ 1 ～　3／15頃。
・きれいな色の花。
・「深黄（ふかきき、ふかき）」

・お正月に花屋さんで
　売られているものは
　ハウス栽培されたもの。
　花芽は晩秋にできるので、
　その後約１ヶ月、
　寒さにあわせて室内に
　とりこんでおくと
　お正月頃に咲く。
　ふつうは咲き出すのは２月から。

・光や温度に非常に敏感で、
　昼間でも日がさえぎられると
　１～２分で花がしぼみ、
　再び日があたると
　いつの間にか花が開く。
　寒い時期に咲くので、
　花びらを開閉することで
　花の中の温度を
　下げないようにしているらしい。


・福寿草の花と
　南天の実とセットで
　「難を転じて福となす」
　という縁起物の
　飾り付けがされることがある。
　名前も、めでたい
　「福寿（幸福と長寿）」の
　草の意。
・根と茎は有毒。食べないように。
・花が終わる頃、
　人参（にんじん）の葉のような、
　こまかい葉が出てきて
　一面に広がる。

・たくさんの別名をもつ。
　「元日草」（がんじつそう）や
　「朔日草」（ついたちそう）
　など。
　旧暦の正月（２月）頃に
　咲き出すことから、
　新年を祝う花として、
　いろんなおめでたい良い名前が
　つけられたものと思われる。


・「朝日さす
　　老師が家や　福寿草」
　　　与謝蕪村

　「日のあたる
　　窓の硝子や　福寿草」
　　　永井荷風

　「水入りの
　　水をやりけり　福寿草」
　　　正岡子規



（季節の花300より）