季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「烏野豌豆(からすのえんどう)」

2018-02-08 04:44:35 | 暮らし
名言名句(145)

「私はなまじ器用に悪く完成したものより、寧ろ未完成な

ものに嘱目(しょくもく)する。何故ならばそこには無限

の将来性があるからである」『田中 冬二』


素朴な詩風で、人生をこよなく愛し、温かなまなざしで見つめ

続けて来た詩人田中冬二(1894-1980)のことばです。

この言葉は、福島県生まれの大友文樹という詩人の第一詩集

『梁園春秋』の序文として寄せた一文の中の言葉で、大友文樹

の詩に触れたものですが、一人の詩人の詩にあてはめられるのみ

ではなく、広く人間一般にも適用できる言葉でもあります。

身近な事象に眼を向けて見ても判るように、器用に完成された

ものには、それを完成させた人間の人間味が出ていないことが多

いのです。その点、どことなくぎこちない出来具合だが、なんと

なくその人の人間のぬくもりが感じられる、と言ったものに、果

てしなく広がる未来、まだまだ大成する予感と期待を持つことが

出来るのです。

歳時記


針供養

2月8日を裁縫の「事始め」、12月8日を「事納め」と呼び、

この日に一年間使った針を、淡島神社に奉納する行事が針供養です。

折れたり痛んだりした針を豆腐やこんにゃくに刺し、お供え物を

して針に感謝し、裁縫の上達を祈願します。

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2月から咲く花「烏野豌豆(からすのえんどう)」

開花時期は、 2/10 ~ 5/10頃。
・春、いかにも豆科っぽい
 ピンク色の花が咲く。
・春、若芽を天ぷらにすると
 おいしいらしい。

・これより小さいものに、
 「雀野豌豆」
 (すずめのえんどう)がある。
 大きめのものに
 「烏」と名づけることが多い。
 また、実は熟すと
 黒くなることから
 黒→カラス、との連想で
 「烏」の名がついた、
 との説もある。


・黒く熟した実は、
 時期が来ると自然に爆(は)ぜて、
 中のタネを外にはじき飛ばす。
 飛ばすときは
 実がねじれるように爆(は)ぜて、
 タネを遠心力で
 遠くに飛ばす仕組みを
 もっているようだ。

 (爆(は)ぜるところは、
  カタバミに似ている)

 1つの実に
 5個ぐらいのタネが入っている。
 爆(は)ぜる時季に、
 群生しているところで
 耳をすましていると、
 「パン、パン」と
 爆(は)ぜる音が聞こえる。


・別名
 「矢筈豌豆」
  (やはずえんどう)。
   葉の先端がくぼみ、
   矢筈形になることから。

(季節の花300より)














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