名言名句(256)
「いのち芽ぶく音のやさしさ、春の街人との別れあたたかきかな」『小瀬 洋喜』
心温まる短歌です。草や花や樹木が一斉に芽吹く春、その春の街で
人と出会い、さりげなく会話を交わして別れる。たとえ立ち話でも、
親しい人との別れは一抹の寂寞(せきばく)を誘いますが、春の
季節は、どことなくあたたかい余韻をのこす、という意味です。
「音のやさしさ」というのは、実際に音が聞こえる、ということでは
ありません。芽吹くものの命の躍動感を感覚的にとらえ、表現してい
るのです。第四歌集「水」に収められている中の一首ですが、処女歌
集の「木斧」には、「湧き上がる拍手の中に手を打たぬわれあり打た
ぬ手の暖かさ」と、信念の強さを歌い上げた歌もあります。小瀬洋喜
(1926-)は、四冊の歌集、二冊の歌論集をもち、岐阜県芸術文化顕
彰を受賞している歌人です。一方、環境衛生学を講じる岐阜薬科大学
教授で、医学博士でもあります。また、中央公害対策審議会専門委員
としての多忙な日々を送っています。
=============================
4月から咲いている花「白詰草 (しろつめくさ)」
開花時期は、 4/20 ~ 8/15頃。
・ヨーロッパ原産。江戸時代に渡来。
・アイルランドの国花。
・牧草として用いられている。
・江戸時代、オランダ人が
ガラス器具を箱詰めするときの
詰め物として利用していたらしい。
(名の由来)。
・花は「赤詰草」にそっくりだが、
色が白なのと、
花茎を伸ばした先に
花が咲くことから
区別できる。
(赤詰草は葉っぱの
すぐ上に花が咲く)
また、葉っぱ自体も丸っこい。
(赤詰草の葉っぱは、少しとがる)
・ふつうは葉は3枚だが
まれに4枚つくことがある。
さがしてみましょう。
”四ツ葉のクローバー”
Four-leaf clover
・夜になると葉を閉じる。
・別名
「クローバー」
「馬肥(うまごやし)」
馬肥は、本来は、
黄色いつぶつぶの
別の花の名前。
白詰草の別名でもある。
・「クローバーに
雨すこし降り けふの会」
山口青邨
(季節の花300より)
「いのち芽ぶく音のやさしさ、春の街人との別れあたたかきかな」『小瀬 洋喜』
心温まる短歌です。草や花や樹木が一斉に芽吹く春、その春の街で
人と出会い、さりげなく会話を交わして別れる。たとえ立ち話でも、
親しい人との別れは一抹の寂寞(せきばく)を誘いますが、春の
季節は、どことなくあたたかい余韻をのこす、という意味です。
「音のやさしさ」というのは、実際に音が聞こえる、ということでは
ありません。芽吹くものの命の躍動感を感覚的にとらえ、表現してい
るのです。第四歌集「水」に収められている中の一首ですが、処女歌
集の「木斧」には、「湧き上がる拍手の中に手を打たぬわれあり打た
ぬ手の暖かさ」と、信念の強さを歌い上げた歌もあります。小瀬洋喜
(1926-)は、四冊の歌集、二冊の歌論集をもち、岐阜県芸術文化顕
彰を受賞している歌人です。一方、環境衛生学を講じる岐阜薬科大学
教授で、医学博士でもあります。また、中央公害対策審議会専門委員
としての多忙な日々を送っています。
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4月から咲いている花「白詰草 (しろつめくさ)」
開花時期は、 4/20 ~ 8/15頃。
・ヨーロッパ原産。江戸時代に渡来。
・アイルランドの国花。
・牧草として用いられている。
・江戸時代、オランダ人が
ガラス器具を箱詰めするときの
詰め物として利用していたらしい。
(名の由来)。
・花は「赤詰草」にそっくりだが、
色が白なのと、
花茎を伸ばした先に
花が咲くことから
区別できる。
(赤詰草は葉っぱの
すぐ上に花が咲く)
また、葉っぱ自体も丸っこい。
(赤詰草の葉っぱは、少しとがる)
・ふつうは葉は3枚だが
まれに4枚つくことがある。
さがしてみましょう。
”四ツ葉のクローバー”
Four-leaf clover
・夜になると葉を閉じる。
・別名
「クローバー」
「馬肥(うまごやし)」
馬肥は、本来は、
黄色いつぶつぶの
別の花の名前。
白詰草の別名でもある。
・「クローバーに
雨すこし降り けふの会」
山口青邨
(季節の花300より)
