季節の花と言葉の花束

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季節の花「一初(いちはつ)」

2018-05-16 04:40:11 | 暮らし
名言名句(251)

「刎頸(ふんけい)の交わり」『史記』

その人の為なら、首を切られても後悔しないというくらい親しい

交際のことを言います。女房や子供よりも、親友の方が大事という

人が居ます。男同士の交際には、しめっぽい嘘がないからでしょう。

『史記』は、中国最初の史書で、漢の武帝に仕えた司馬遷の撰した

著書ですが、廉頗藺相如伝(れんぱんりんしょうじょでん)に、次

のような話が出ています。

趙の恵文王の食客であった藺相如は数々の功によって、趙の名将と

して名高い廉頗よりも位が高くなりました。それを知った廉頗は

憤慨して「きっと恥をかかせてやる」と宣言したのです。相如は、

できるだけ廉頗と顔を合わさないようにしましましたが、どう見ても

逃げ回っているようで、相如の部下たちは歯がゆくてなりません。

そこで、相如にその理由を尋ねたところ「敵の秦が攻めてこないのは、

自分と廉頗軍がいるからだ。二人が争えば、待ってましたとばかりに

秦が攻めて来るだろう。自分が廉将軍を避けるのは、国家の危急を

第一に考えているからだ」と答えました。これを伝え聞いた廉頗は、

上半身裸になってイバラのムチを負い、相如の前に出て謝罪し、以後、

「刎頸の交」を結びました。

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4月から咲いている花「一初(いちはつ)」

開花時期は、 4/20 ~ 5/20頃。
・中国原産。
・(日本風の)アヤメ類の中で
 一番早く咲き出すので
 この名前になったらしい。
  (一初草 → 一初)

・葉っぱの横幅が広く、
 花のところから白いとさか状の
 もじゃもじゃが出ているのが特徴。
 葉っぱの先端はとがっているが、
 やわらかく、さわっても痛くない。

・乾いた土に生える。
 乾燥に強いため、
 昔は、かやぶき屋根の
 頂上部分にたくさん植えて
 屋根を締め付けて守った。
  (火災、大風の
   魔除けの意味もあった)。


・「一八」「逸初」とも書く。
4月下旬から
   5月中旬頃に咲く。
   乾いた土に生える。
   花色は主に
   青紫色(まれに白色あり)。
   花の様子は、
   なんとなく和風。
   花びら中央部のひらひらは
   「とさか状」。
   うしろ2枚の花びらは
   斜め上にひろがる。
   葉っぱは幅広で、
   縦に何本も
   筋(突起した脈)がある。



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