名言名句(251)
「刎頸(ふんけい)の交わり」『史記』
その人の為なら、首を切られても後悔しないというくらい親しい
交際のことを言います。女房や子供よりも、親友の方が大事という
人が居ます。男同士の交際には、しめっぽい嘘がないからでしょう。
『史記』は、中国最初の史書で、漢の武帝に仕えた司馬遷の撰した
著書ですが、廉頗藺相如伝(れんぱんりんしょうじょでん)に、次
のような話が出ています。
趙の恵文王の食客であった藺相如は数々の功によって、趙の名将と
して名高い廉頗よりも位が高くなりました。それを知った廉頗は
憤慨して「きっと恥をかかせてやる」と宣言したのです。相如は、
できるだけ廉頗と顔を合わさないようにしましましたが、どう見ても
逃げ回っているようで、相如の部下たちは歯がゆくてなりません。
そこで、相如にその理由を尋ねたところ「敵の秦が攻めてこないのは、
自分と廉頗軍がいるからだ。二人が争えば、待ってましたとばかりに
秦が攻めて来るだろう。自分が廉将軍を避けるのは、国家の危急を
第一に考えているからだ」と答えました。これを伝え聞いた廉頗は、
上半身裸になってイバラのムチを負い、相如の前に出て謝罪し、以後、
「刎頸の交」を結びました。
==============================
4月から咲いている花「一初(いちはつ)」
開花時期は、 4/20 ~ 5/20頃。
・中国原産。
・(日本風の)アヤメ類の中で
一番早く咲き出すので
この名前になったらしい。
(一初草 → 一初)
・葉っぱの横幅が広く、
花のところから白いとさか状の
もじゃもじゃが出ているのが特徴。
葉っぱの先端はとがっているが、
やわらかく、さわっても痛くない。
・乾いた土に生える。
乾燥に強いため、
昔は、かやぶき屋根の
頂上部分にたくさん植えて
屋根を締め付けて守った。
(火災、大風の
魔除けの意味もあった)。
・「一八」「逸初」とも書く。
4月下旬から
5月中旬頃に咲く。
乾いた土に生える。
花色は主に
青紫色(まれに白色あり)。
花の様子は、
なんとなく和風。
花びら中央部のひらひらは
「とさか状」。
うしろ2枚の花びらは
斜め上にひろがる。
葉っぱは幅広で、
縦に何本も
筋(突起した脈)がある。
「刎頸(ふんけい)の交わり」『史記』
その人の為なら、首を切られても後悔しないというくらい親しい
交際のことを言います。女房や子供よりも、親友の方が大事という
人が居ます。男同士の交際には、しめっぽい嘘がないからでしょう。
『史記』は、中国最初の史書で、漢の武帝に仕えた司馬遷の撰した
著書ですが、廉頗藺相如伝(れんぱんりんしょうじょでん)に、次
のような話が出ています。
趙の恵文王の食客であった藺相如は数々の功によって、趙の名将と
して名高い廉頗よりも位が高くなりました。それを知った廉頗は
憤慨して「きっと恥をかかせてやる」と宣言したのです。相如は、
できるだけ廉頗と顔を合わさないようにしましましたが、どう見ても
逃げ回っているようで、相如の部下たちは歯がゆくてなりません。
そこで、相如にその理由を尋ねたところ「敵の秦が攻めてこないのは、
自分と廉頗軍がいるからだ。二人が争えば、待ってましたとばかりに
秦が攻めて来るだろう。自分が廉将軍を避けるのは、国家の危急を
第一に考えているからだ」と答えました。これを伝え聞いた廉頗は、
上半身裸になってイバラのムチを負い、相如の前に出て謝罪し、以後、
「刎頸の交」を結びました。
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4月から咲いている花「一初(いちはつ)」
開花時期は、 4/20 ~ 5/20頃。
・中国原産。
・(日本風の)アヤメ類の中で
一番早く咲き出すので
この名前になったらしい。
(一初草 → 一初)
・葉っぱの横幅が広く、
花のところから白いとさか状の
もじゃもじゃが出ているのが特徴。
葉っぱの先端はとがっているが、
やわらかく、さわっても痛くない。
・乾いた土に生える。
乾燥に強いため、
昔は、かやぶき屋根の
頂上部分にたくさん植えて
屋根を締め付けて守った。
(火災、大風の
魔除けの意味もあった)。
・「一八」「逸初」とも書く。
4月下旬から
5月中旬頃に咲く。
乾いた土に生える。
花色は主に
青紫色(まれに白色あり)。
花の様子は、
なんとなく和風。
花びら中央部のひらひらは
「とさか状」。
うしろ2枚の花びらは
斜め上にひろがる。
葉っぱは幅広で、
縦に何本も
筋(突起した脈)がある。