名言名句(263)
「世の中に、なほいと心憂きものは、
人に憎まれむことこそあるべけれ」『清少納言』
世の中で、何といっても辛いことは、人に憎まれることである。
清少納言(17世紀頃)は『枕草子』の第230段で語っていま
す。人間関係の中でも、憎む側に立つよりも、憎まれる方に立
つ方が、立場はうんと辛くなります。憎まれる前に、憎め、と
言った人生観を持っている人を私は知っていますが、それとい
うのも、憎むよりも、憎まれる役のほうがよほど辛いからでし
ょう。この感情は、人間の普遍的な心理ともいえます。人は、
あらゆる社会の中で、無意識のうちに、憎まれないように生き
たい、と願っているものです。だが、その願いも、時には予期
に反して憎しみを買うことにもなるのです。いうなれば、人間
社会は、憎み、憎まれつつ生きていく広大な人生劇場でもある
のです。
===============================
5月から咲く花「薔薇(バラ)」
開花時期は、 5/ 1 ~ 11/25頃。
春(5~6月)と
秋(10、11月)に咲くものが
多いようだ。
夏は暑いのでひと休み。
・いろいろ種類がある。
・とげのある木の総称である、
「うばら」または
「いばら」(茨)が、
「ばら」に略された。
(「茨」は”とげのある、
つる草”を総称したもの)
・甘い香り。
香水の材料にも使われる。
・草丈が20~30cmで、
花の大きさが3cmぐらいの
小さい薔薇を一般に
「ミニ薔薇」と呼ぶ。
たくさん花をつける。
・古代から、
繁栄と愛の象徴とされた。
ギリシャ神話では、
愛と美の女神の
「アフロディーテ」が
海から誕生したときに、
大地がそれと同じぐらい
美しいものとして、
バラの花を作ったとされている。
ギリシャ時代には、
ビーナスに結びついて、
「愛と喜びと美と純潔」を
象徴する花とされ、
これが、花嫁が結婚式に
バラの花束を持つ風習に
つながったとされる。
ギリシャの叙情詩人
アナクレオンが、
紀元前6世紀(2500年前)に、
「バラなる花は恋の花、
バラなる花は愛の花、
バラなる花は花の女王」
と唄っている。
・ローマ人は、
一輪のバラを天井につるして
その下でした話は
一切秘密にする、
という約束を守ったので、
「バラの下で」という言葉が
「秘密に」という意味に
なって今に残っている。
・イギリス王室の紋章である
”チュードル・ローズ”は、
王位継承をめぐって
ランカスター家とヨーク家の間に
起こった「バラ戦争」
(14世紀)のあとで
両家が結ばれて
赤バラと白バラを組み合わせた
紋章となったもので、
このバラが
イギリスの国花となった。
英語の「ローズ」の語源は
ケルト語の「赤い」と
いう意味に由来する。
・イギリス、ルーマニア、
ブルガリア、ポルトガル、
ルクセンブルグ、モロッコ、
サウジアラビア、
イラン、イラク、などの国花。
・茨城県の県花(薔薇)
・1月19日、2月10日、
3月26日、4月11日、
5月14日、6月17日、
7月4日、8月3日、
9月26日、11月15日、
12月25日の誕生花
(薔薇)
(色は、
1月は白、2月赤、
3月ピンク、4月オレンジ
5月白、6月ピンク、
7月黄、8月朱赤、
9月淡紫、
11月薄オレンジ、12月赤)
10月11日の誕生花(蔓薔薇)
10月22日の誕生花(ミニ薔薇)
・花言葉は
「私はあなたにふさわしい、
内気な恥ずかしさ、輝かしい、
愛嬌、新鮮、斬新、
私はあなたを愛する、美、
あなたのすべてはかわいらしい、
愛情、気まぐれな美しさ、
無邪気、爽やか」(薔薇)
「無邪気、爽やか」(蔓薔薇)
「特別の功績」(ミニ薔薇)
↑ 上へ
・「大きなる
紅ばらの花 ゆくりなく
ぱっと真紅に
ひらきけるかも」
北原白秋
「ほいいままと
いう人言は さもあらば
あれくれなゐ深き
ばらを愛でつも」
斎藤茂吉
「くれなゐの
二尺伸びたる 薔薇の芽の
やはらかに 春雨のふる」
正岡子規
「薔薇深く
ぱあの聞(きこ)ゆる
薄月夜」
正岡子規
・東京周辺の見どころ
<神代(じんだい)植物公園>
でかい。大温室もある。
花がひしめきあっており、
なかでもバラ園は大規模。
花見頃5月中旬~6月上旬、
10月中旬~11月上旬。
調布市深大寺元町。
最寄駅
京王線
調布駅、つつじヶ丘駅、
JR中央線三鷹駅、
吉祥寺駅、から
いずれもバス
<旧古河(ふるかわ)庭園>
古河財閥の館。バラで有名。
花見頃5月中旬~5月下旬、
10月中旬~11月上旬。
北区西ケ原。
最寄駅
JR京浜東北線上中里駅
(季節の花300より)
「世の中に、なほいと心憂きものは、
人に憎まれむことこそあるべけれ」『清少納言』
世の中で、何といっても辛いことは、人に憎まれることである。
清少納言(17世紀頃)は『枕草子』の第230段で語っていま
す。人間関係の中でも、憎む側に立つよりも、憎まれる方に立
つ方が、立場はうんと辛くなります。憎まれる前に、憎め、と
言った人生観を持っている人を私は知っていますが、それとい
うのも、憎むよりも、憎まれる役のほうがよほど辛いからでし
ょう。この感情は、人間の普遍的な心理ともいえます。人は、
あらゆる社会の中で、無意識のうちに、憎まれないように生き
たい、と願っているものです。だが、その願いも、時には予期
に反して憎しみを買うことにもなるのです。いうなれば、人間
社会は、憎み、憎まれつつ生きていく広大な人生劇場でもある
のです。
===============================
5月から咲く花「薔薇(バラ)」
開花時期は、 5/ 1 ~ 11/25頃。
春(5~6月)と
秋(10、11月)に咲くものが
多いようだ。
夏は暑いのでひと休み。
・いろいろ種類がある。
・とげのある木の総称である、
「うばら」または
「いばら」(茨)が、
「ばら」に略された。
(「茨」は”とげのある、
つる草”を総称したもの)
・甘い香り。
香水の材料にも使われる。
・草丈が20~30cmで、
花の大きさが3cmぐらいの
小さい薔薇を一般に
「ミニ薔薇」と呼ぶ。
たくさん花をつける。
・古代から、
繁栄と愛の象徴とされた。
ギリシャ神話では、
愛と美の女神の
「アフロディーテ」が
海から誕生したときに、
大地がそれと同じぐらい
美しいものとして、
バラの花を作ったとされている。
ギリシャ時代には、
ビーナスに結びついて、
「愛と喜びと美と純潔」を
象徴する花とされ、
これが、花嫁が結婚式に
バラの花束を持つ風習に
つながったとされる。
ギリシャの叙情詩人
アナクレオンが、
紀元前6世紀(2500年前)に、
「バラなる花は恋の花、
バラなる花は愛の花、
バラなる花は花の女王」
と唄っている。
・ローマ人は、
一輪のバラを天井につるして
その下でした話は
一切秘密にする、
という約束を守ったので、
「バラの下で」という言葉が
「秘密に」という意味に
なって今に残っている。
・イギリス王室の紋章である
”チュードル・ローズ”は、
王位継承をめぐって
ランカスター家とヨーク家の間に
起こった「バラ戦争」
(14世紀)のあとで
両家が結ばれて
赤バラと白バラを組み合わせた
紋章となったもので、
このバラが
イギリスの国花となった。
英語の「ローズ」の語源は
ケルト語の「赤い」と
いう意味に由来する。
・イギリス、ルーマニア、
ブルガリア、ポルトガル、
ルクセンブルグ、モロッコ、
サウジアラビア、
イラン、イラク、などの国花。
・茨城県の県花(薔薇)
・1月19日、2月10日、
3月26日、4月11日、
5月14日、6月17日、
7月4日、8月3日、
9月26日、11月15日、
12月25日の誕生花
(薔薇)
(色は、
1月は白、2月赤、
3月ピンク、4月オレンジ
5月白、6月ピンク、
7月黄、8月朱赤、
9月淡紫、
11月薄オレンジ、12月赤)
10月11日の誕生花(蔓薔薇)
10月22日の誕生花(ミニ薔薇)
・花言葉は
「私はあなたにふさわしい、
内気な恥ずかしさ、輝かしい、
愛嬌、新鮮、斬新、
私はあなたを愛する、美、
あなたのすべてはかわいらしい、
愛情、気まぐれな美しさ、
無邪気、爽やか」(薔薇)
「無邪気、爽やか」(蔓薔薇)
「特別の功績」(ミニ薔薇)
↑ 上へ
・「大きなる
紅ばらの花 ゆくりなく
ぱっと真紅に
ひらきけるかも」
北原白秋
「ほいいままと
いう人言は さもあらば
あれくれなゐ深き
ばらを愛でつも」
斎藤茂吉
「くれなゐの
二尺伸びたる 薔薇の芽の
やはらかに 春雨のふる」
正岡子規
「薔薇深く
ぱあの聞(きこ)ゆる
薄月夜」
正岡子規
・東京周辺の見どころ
<神代(じんだい)植物公園>
でかい。大温室もある。
花がひしめきあっており、
なかでもバラ園は大規模。
花見頃5月中旬~6月上旬、
10月中旬~11月上旬。
調布市深大寺元町。
最寄駅
京王線
調布駅、つつじヶ丘駅、
JR中央線三鷹駅、
吉祥寺駅、から
いずれもバス
<旧古河(ふるかわ)庭園>
古河財閥の館。バラで有名。
花見頃5月中旬~5月下旬、
10月中旬~11月上旬。
北区西ケ原。
最寄駅
JR京浜東北線上中里駅
(季節の花300より)