季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「女郎花 (おみなえし)」

2018-08-03 04:35:58 | 暮らし
名言名句(321)

「小利を見れば則ち大事成らず」『論語・子路篇』

小さなん利益に心を奪われて拘っていては、大きな事業は達成でき

ない、ということです。孔子の弟子で、孔子よりも四十四歳も年少

の子夏が、魯の国のある町の代官になったとき、政治の心得を孔子

に質問しました。その際、孔子が答えた言葉です。どこの職場にも、

非常にこまかい上役がいるものです。言葉遣いから書類の決裁の貰

い方にまで、ことごとに注意する性格の人です。部下にうるさいか

ら、では、自分が部下に対していうように行き届いた神経をもって

仕事をしているかというと、そうでもありません。それでは、いく

ら部下に文句を言ったところで、部下は心から従うわけがありませ

ん。また、そうした上役に限って、会社の大きな利益となるような

業績を示さないものです。目前の僅かな利益のために動き回るとい

ったことが目立ちます。

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7月から咲いている花「女郎花 (おみなえし)」

開花時期は、 7/ 5 ~ 10/10頃。
・黄色い清楚な5弁花。
 山野に生える。

・「おみな」は「女」の意、
 「えし」は古語の
 「へし(圧)」で、
 美女を圧倒する美しさから
 名づけられた。

 また、もち米でたく
 ごはん(おこわ)のことを
 「男飯」といったのに対し、
 「粟(あわ)ごはん」
 のことを「女飯」といっていたが、
 花が粟つぶのように
 黄色くつぶつぶしていることから
 「女飯」→「おみなめし」
     →「おみなえし」
 となった、
 との説もある。

・漢字で「女郎花」と
 書くようになったのは
 平安時代のなかば頃から、
 と言われている。


・根は漢方薬になる。

・「男郎花(おとこえし)」
 という花もあり、
 こちらは白い花。
 形はそっくりだが
 女郎花より
 「力強く」見えるとのこと。


・別名
 「粟花」(あわばな)、
   黄色い花が
   粟に似ているから。

 「思い草」(おもいぐさ)。


・8月16日の誕生花(女郎花)
・花言葉は
 「約束を守る」(女郎花)


・「手にとれば
  袖(そで)さへ匂ふ  女郎花
  この白露に 散らまく惜しも」
   万葉集 作者不詳

 「女郎花 秋萩凌ぎ さを鹿の
  露分け鳴かむ
  高円(たかまど)の野そ」
   万葉集 大伴家持

 「さを鹿の
  己が棲む野の 女郎花
  花にあかずと
  音をや鳴くらむ」
   金槐和歌集 源実朝

 「ひょろひょろと
  猶(なお)露けしや 女郎花」
   松尾芭蕉

(季節の花300より)



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