名言名句(358)
「仏作って魂入れず」『毛吹草』
最も大切な点は何か、ことに当たって、まずその点を考える
ことは、仕事の上でしばしば出会うことです。問題点を持つ
ということでもあるのです。問題点は、事柄の魂といえるで
しょう。仏像を作っても、魂を入れるための法要をしない、
ということから、肝心な点をなおざりにする、の意味です。
仏像を完成しても、魂を入れないうちは、仏の形をした単な
る彫刻にしかすぎません。竜を描いて眼を入れたら、たちま
ちのうちに天に昇って行ったという中国の諺「画竜点睛」の
逆を言う言葉ですが、いうところは同じです。江戸時代の俳
諧である貞門の法式を説いた松江重頼の「毛吹草」(1638)
に「仏作りて眼(まなこ)を入れず」とあり、歌舞伎十八番
の中の助六六』に、「仏作って魂入れず」の科白(せりふ)
が出てきます。
=================================
8月から咲く花「水引 (みずひき)」
開花時期は、 8/ 5 ~ 10/10頃。
・上から見ると赤く見え、
下から見ると白く見える花を、
紅白の水引に見立てた。
・日陰に生える。
・葉っぱは、
変わった斑入り(ふいり)
のものがある。
・「水引草(みずひきそう)」
ともいう。
(季節の花300より)
「仏作って魂入れず」『毛吹草』
最も大切な点は何か、ことに当たって、まずその点を考える
ことは、仕事の上でしばしば出会うことです。問題点を持つ
ということでもあるのです。問題点は、事柄の魂といえるで
しょう。仏像を作っても、魂を入れるための法要をしない、
ということから、肝心な点をなおざりにする、の意味です。
仏像を完成しても、魂を入れないうちは、仏の形をした単な
る彫刻にしかすぎません。竜を描いて眼を入れたら、たちま
ちのうちに天に昇って行ったという中国の諺「画竜点睛」の
逆を言う言葉ですが、いうところは同じです。江戸時代の俳
諧である貞門の法式を説いた松江重頼の「毛吹草」(1638)
に「仏作りて眼(まなこ)を入れず」とあり、歌舞伎十八番
の中の助六六』に、「仏作って魂入れず」の科白(せりふ)
が出てきます。
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8月から咲く花「水引 (みずひき)」
開花時期は、 8/ 5 ~ 10/10頃。
・上から見ると赤く見え、
下から見ると白く見える花を、
紅白の水引に見立てた。
・日陰に生える。
・葉っぱは、
変わった斑入り(ふいり)
のものがある。
・「水引草(みずひきそう)」
ともいう。
(季節の花300より)