季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「鶏頭 (けいとう)」

2018-08-23 04:36:14 | 暮らし
名言名句(361)

「ひとはあがりあがりておちばを

知らぬなり」『蓮如上人御一代記聞書』


蓮如上人(1415-99)は、浄土真宗の本願寺第八世の

宗教家で広く知られ崇められていますが、一方、政治

家、事業家としての手腕も相当なものであったと伝え

られています。その蓮如上人の言葉として味わうと、

幅広い視野を持つことの大切さを知ることが出来ます。

人間というもの、欲望の果てしない生き物で、いま現

在よりも上の立場、景気のよさばかりを考えている生

き物といえます。地位の上昇を狙ってそれが定着し、

更に上へ昇ことが予想されると、もうその人間は下

へ落ちることを考えません。転落を予想することが

ないほど、のぼせ上がってしまうのだともいえます。

どんどん景気が上がるときも同じです。こんなに景

気がいいのに、景気が悪くなるなどとは考えられな

いと思うものです。

歳時記

処暑


8月23日。および、白露までの期間。

太陽黄径150度。立秋から数えて15日目ごろ。

暑さが和らぐという意味。

萩の花が咲き、穀物が実り始める頃。

厳しい暑さの峠を越し、朝夕は涼風が吹き始め、

山間部では早朝に白い露が降り始め秋の気配を感じます。

この頃は台風のシーズンでもあり、二百十日、二百二十日と

ともに台風襲来の特異日です。

夏バテや食中毒にかかりやすい時期でもありますので、

まだまだ注意が必要です。

夏の家具や雑貨を片づけ、秋の準備を始める目安にしましょう。

19号20号と台風が襲来します。台風への備えもお忘れなく。

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8月から咲く花「鶏頭 (けいとう)」

開花時期は、 8/10 ~ 12/10頃。
・熱帯アジアなどの原産。
 日本には万葉時代には
 すでに渡来していた”古株”。

・花が鶏の鶏冠(とさか)状に
 見えるのでこの名前になった。
 英語でも
 「cocks-comb」(鶏のとさか)。
 この花は、
 世界中のどの人が見ても
 「鶏のとさか」に見えるのだろう。

・花が丸くなって咲くものや、
 槍のようにとがるものなど、
 いろいろある。
 色は赤いものがほとんど。
 だいだい色のものもある。
・昔は草染めの原料として利用された。

・別名
 「鶏冠花」(けいかんか)、
 「韓藍」(からあい)。

・8月19日の誕生花(鶏冠鶏頭)
 9月3日の誕生花(槍鶏頭)
・花言葉は「おしゃれ」(鶏冠鶏頭)
     「個性」(槍鶏頭)


・「わが屋戸に
  韓藍(からあい)
  蒔(ま)き生(おほ)し
  枯れぬれど
  懲りずてまたも
  蒔かむとそ思ふ」
   万葉集 山部赤人

 「秋さらば 写(うつし)もせむと
  わが蒔(ま)きし
  韓藍(からあい)の花を
  誰(たれ)か採(つ)みけむ
   万葉集 作者不詳

 「秋風の
  吹きのこしてや 鶏頭花」
   与謝蕪村


(季節の花300より)


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