名言名句(329)
「川はいのちのふるさとである」『光 秋』
私は、広島の山奥で少年時代を送りましたが、家の裏に、
川幅30メートルの川が流れており、二階から見下ろす
と、夏の季節には、鮎やハヤの泳ぐ姿がはっきりと見え
たものでした。中国山脈を貫流し、やがて日本海へと注
がれるこの川は、山椒魚も棲息している清流でした。
うなぎ、鯉、鮒、ハヤなど、少年時代の私は魚釣りに興
じたものですが、秋の洪水だけは、今思い出しても背筋
のこわばるような緊張感をおぼえます。降り続く秋雨、
一週間近くも降り続くと、洪水になります。幸い石垣が
高かったため、浸水したことはありませんが、下流の川
岸の家は、毎年のように水に漬かっていました。しかし、
この洪水は、翌年の田畑の豊作を約束するのです。洪水
のない翌年は、田畑は不作で、このジンクスがあるため、
村では、少々の水の被害には怯えませんでした。
==============================
7月から咲いている花「百日紅 (さるすべり)」
開花時期は、 7/15 ~ 10/15頃。
・中国原産。
・「約100日間、
ピンクの花を咲かせる。」のが
名前の由来。
約3ヶ月間、
夏から秋まで咲き続ける。
実際には、一度咲いた枝先から
再度芽が出てきて
花をつけるため、
咲き続けているように見える。
花はしわしわの形。白い花もある。
・「猿滑」とも書く。
”幹がスベスベで、猿も登れない”
ところから。
スベスベの樹皮♪
・花は夾竹桃(きょうちくとう)と
同じような時期に咲く。
・秋になると、早めに落葉する。
・「百日紅
ややちりがての 小野寺」
与謝蕪村(よさぶそん)
「さるすべり
寺中おほかた 見えにけり」
炭太祇(たんたいぎ)
「散れば咲き
散れば咲きして 百日紅」
加賀千代女
(かがのちよじょ)
「炎天の
地上花あり 百日紅」
高浜虚子(たかはまきょし)
(季節の花300より)
「川はいのちのふるさとである」『光 秋』
私は、広島の山奥で少年時代を送りましたが、家の裏に、
川幅30メートルの川が流れており、二階から見下ろす
と、夏の季節には、鮎やハヤの泳ぐ姿がはっきりと見え
たものでした。中国山脈を貫流し、やがて日本海へと注
がれるこの川は、山椒魚も棲息している清流でした。
うなぎ、鯉、鮒、ハヤなど、少年時代の私は魚釣りに興
じたものですが、秋の洪水だけは、今思い出しても背筋
のこわばるような緊張感をおぼえます。降り続く秋雨、
一週間近くも降り続くと、洪水になります。幸い石垣が
高かったため、浸水したことはありませんが、下流の川
岸の家は、毎年のように水に漬かっていました。しかし、
この洪水は、翌年の田畑の豊作を約束するのです。洪水
のない翌年は、田畑は不作で、このジンクスがあるため、
村では、少々の水の被害には怯えませんでした。
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7月から咲いている花「百日紅 (さるすべり)」
開花時期は、 7/15 ~ 10/15頃。
・中国原産。
・「約100日間、
ピンクの花を咲かせる。」のが
名前の由来。
約3ヶ月間、
夏から秋まで咲き続ける。
実際には、一度咲いた枝先から
再度芽が出てきて
花をつけるため、
咲き続けているように見える。
花はしわしわの形。白い花もある。
・「猿滑」とも書く。
”幹がスベスベで、猿も登れない”
ところから。
スベスベの樹皮♪
・花は夾竹桃(きょうちくとう)と
同じような時期に咲く。
・秋になると、早めに落葉する。
・「百日紅
ややちりがての 小野寺」
与謝蕪村(よさぶそん)
「さるすべり
寺中おほかた 見えにけり」
炭太祇(たんたいぎ)
「散れば咲き
散れば咲きして 百日紅」
加賀千代女
(かがのちよじょ)
「炎天の
地上花あり 百日紅」
高浜虚子(たかはまきょし)
(季節の花300より)