季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「玉簾 (たますだれ)」

2018-08-21 04:55:58 | 暮らし
名言名句(359)

「名利(みょうり)に使われて静かなる暇(いとま)なく、

一生を苦しむるこそ愚かなれ」『吉田 兼好』


名誉とか利害に駆り立てられ、心静まる暇もなく、一生を苦労の

連続で過ごすのは、誠に馬鹿げたことである、ということです。

『徒然草』第38段の冒頭の文です。『徒然草』は、歌人であり随

筆家でもある吉田兼好(1283-1350)の随筆集で、儒学、老荘、

仏典の教養を背景に、兼好の人生観、処世訓が説かれているのは、

周知のとおりです。あくせくと目先の名誉とか利害のために走り

回るうちに、人間の一生はあっという間に終わってしまうものです。

その愚かさを説いているのですが、兼好は、名誉とか利害を排する

ことが儒教の道をたどることだと考えていたから、、ここでもその

思想を強めているのです。

============================

8月から咲く花「玉簾 (たますだれ)」

開花時期は、 8/ 5 ~ 10/10頃。
・白く美しい花を「玉」に、
 葉が集まっているようすを
 「簾」にたとえた。
 ”南京玉簾”   
 6弁花、上向きに咲く。
・葉は細長い。

・ずらっと並んで咲いていると壮観♪
・黒い実がなる。
 実の形は 狐の剃刀 に似ている。

・「珠簾」とも書く。


・別名
 「ゼフィランサス」 学名から。
   サフラン擬も同名。

 「カンジダ」 学名から。

 「レインリリー」 
  雨のあとで一斉に咲きはじめる
           ところから。


・秋頃に咲く、
 よく似た黄色い花があるが
 それは玉簾ではなく、
 「黄花玉簾(きばなたますだれ)
  = ステルンベルギア」と呼ぶ

(季節の花300より)



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする