人生日訓(365)
「人の子は安息日の主たるなり」
これはイエスの言葉。彼がある日、その頃の日曜日、つまり、「安息日」に麦畑を通り
過ぎた。弟子たちが麦の穂をつんで手でもんえ口にしたのを見てパリサイド人のあ
る者が「安息日にしてはいけないことだ」と非難した。これに答えた言葉である。そ
の昔ダビデは一行と共に途中で飢えたとき、お寺に入ってお供えのパンを口にし、
一行の者にも一緒に食べさせたではないか。安息日の掟を守るということも悪いこ
とではないが、飢え死にしたら元も子もないでは舞花。生命あってのことである。ど
こまでも人間の生命というものを中心に置いて考えるべきもので、人間の方が安息
日の主人公ではというほどの意味だと思う。
歳時記
啓蟄(けいちつ)
3月5日。および春分までの期間。 太陽黄径345度、雨水から数えて15日目頃。 啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、 大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。 菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。 まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に 暖かくなってきます。春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。 八百屋さんの店先に山菜が並び始めます。旬の食材で春の訪れを味わいましょう。 ※実際に、動物や虫(種類によって違いますが)が冬眠から目覚めるのは、 最低気温が5度を下回らなくなってから、平均気温が10度以上になってから だそうです。 |
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3月から咲く「銀葉(ぎんよう)アカシア」
開花時期は、 3/ 5 ~ 4/10頃。 ・オーストラリア原産。 ・けっこう大木になる。 ・黄色い球形の花がびっしり咲く。 ・葉が銀灰色をしているものは 「銀葉(ぎんよう)アカシア」 と呼ぶ。 (でも、房アカシアと 銀葉アカシアの区別が つきにくいので、 同じページにしました♪) ・別名 「ミモザアカシア」 ミモザ(Mimosa)は、 オジギソウなどの植物の 属名(学名)。 料理で「ミモザサラダ」 というのがあるが、 トマトの上に タマゴの黄身をこまかく いっぱいかけた様子が、 この花びらを ふりかけたようすに 似ていることから、 ということらしい。 ・フランスのカンヌでは、3月に ミモザの「花祭り」が行われる。 ・南アフリカでは、 樹皮からゴムなどを採取する。 ・オーストラリアの国花は、 この房アカシアに よく似た「ゴールデン・ワトル」。 ・「アカシア」シリーズ 房アカシア(ミモザ) モリシマアカシア ニセアカシア
(季節の花300より)
