人生日訓(278)
「接心ということ」
(お風呂談義)
友松師のお寺には、かって十年位の間に「お風呂談義」という術語が通用していた。
職員と師が風呂に一緒に入るのである。肩を流しながら若い職員が師に質問をす
る。無遠慮に自分の失敗談などを師が語るのである。三、四年いた職員の思い出
に、このお風呂談義が一番身に染みたと言っている。こういうところで、老若上下の
こころが交流するのである。社長室に一人づつ呼びつけて訓誠するのもいいが、心
と心とのふれあいというものはいかめしい社長室よりはお風呂場の方が親しみ深
いのではあるまいか。
(独参接心、)
禅門では新参の弟子は師家に一人づつ入室して見参する。これを独参とか、接心と
言っている。問答をするのである。今日の言葉で言えば、一つのカウンセリングである。
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3月から咲く花「花大根」
開花時期は、 3/10 ~ 5/末頃。 ・中国原産。江戸時代に渡来。 ・花が大根に似ているから この名前に。 ・紫色の4弁花。 ・1935年頃、東アジアから渡来。 ・菫(すみれ)に似ている。 背丈は菫よりかなり高い。 ・別名 「大紫羅欄花 (おおあらせいとう)」 「紫花菜」(むらさきはなな) 「諸葛菜」(しょかっさい) 三国志の 諸葛孔明 (しょかつこうめい)が 出陣のさきざきで この種子をまき、 兵士の食糧となるよう 栽培したことから。
(季節の花300より)