人生日訓(281)
「感謝の心で生きる」
名にも無理に、頭から、感謝をせよと言うのではないが、とかく、この世の中を広く見
渡すと、何事にも文句を付けて、不平ばかり、文句ばかり言っていて、一つも感謝す
るという心のない人もいる。どうせ、この人間の世の中である。文句をつければいく
らでもある。言いたいことはいくらでもある。不平文句を付けだしたらきりのない世
の中ではある。しかし、静かに反省してみると、自分の今日あること、これは決して当
たり前でもなく、偶然のことではない。第一、今日自分がこうやって生きていること、
いられること一つを考えて見ても、よくもここまで生き延びて来たものだと、つくづく
思う自分たちの生活ではあるまいか。言ってみれば、今一まで多くの人々、今は和紙
れているが、多くの生命の恩人のお蔭で今日まで生きながらえてきたのではあるま
いか。
歳時記
春分の日
彼岸といえばお墓参りが頭に浮かびますが、彼岸はインドなど他の仏教国にはな
い日本だけの行事です。日本では、神仏両方を共にまつるという風土があるので、
太陽神を信仰する「日願」と仏教の「彼岸」が結びついたからという説があります。
また、春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りがご先祖様に
感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は大切な行事となりました。
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3月から咲く花「辛夷 (こぶし)」
開花時期は、 3/15 ~ 4/15頃。 ・「北国の春」(千昌夫)の 歌詞にでてくる。 ♪ こぶし咲く あの丘 北国の ああ 北国の春 ♪ ・昔の人は、この花の開花時期から 農作業のタイミングを判断したり、 花の向きから 豊作になるか否かを占ったりした。 (種まき桜と呼ぶ地方もある) ・つぼみが開く直前の形が 子供のにぎりこぶしに 似ているところから この名前になったらしい。 また、辛夷の実は ゴツゴツしており、 その実の具合から 「こぶし」と命名されたのでは、 との説もある。 ・白い花で、花びらの幅は狭い。 全開する。 白木蓮より小さい。 葉に先立って開花。 ・花の下に小さい葉を一枚つける。 ・細長い花びらが10数枚あって 垂れ下がるさまが、 神前に供える玉串の 「四手」に似ている、 「四手辛夷(しでこぶし)」や、 ピンク色の 「紅辛夷(べにこぶし)」 もある。 ・薬効 鼻炎、花粉症 ・薬用部位 花のつぼみ ・生薬名 「辛夷(しんい)」 ・別名 「田打桜(たうちざくら)」 昔は、コブシが咲く頃に 田植えを始めたことから。 ・3月24日の誕生花(辛夷) ・花言葉は「信頼」(辛夷)
(季節の花300より)