季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「杏(あんず)」

2020-03-23 04:16:50 | 暮らし
人生日訓(284)

「好事つねに失い易し」

良寛の作った漢詩の中に見える一句である。好事は二度とない、うっかりしている

と、絶好の時期を失ってしまうというのである。「また、こんな時が来る、今日に限った

kとではあるまい。明日にしよう」と、せっかくめぐり合わせたチャンスを見送ってしま

うと、もう二度と好機はめぐってこないのである。昔から「思い立ったが吉日」という、

なかなかいい言葉である。内心にひらめく良心の命令にしたがって、さぅと足を踏み

切るのである。迷ったり、ためらってはいけない。もちろん、よく考えることも大切だ

が、つまらぬことを考えすぎてはいけない。好機を逸してしまうのである。

===============================

3月から咲く花「杏(あんず)」

開花時期は、 3/20 ~ 4/ 5頃。 ・中国原産で、  奈良時代に、梅とともに  中国から渡来したといわれる。 ・漢名の「杏子」の唐音から  「あんず」となった、  または、  「甘酢梅(あますうめ)」  が変化して   「あんず」になったとも。 ・ピンク色の花は桜によく似ている。  白っぽい花もある。  花びらを支える部分は赤色。  いずれも、開花は   桜 より少し早いようだ。  幹の部分は桜と同じく  横向きの線が入る。  また、「豊後梅(ぶんごうめ)」は  梅と杏の中間種らしく、  杏と豊後梅は、そっくり♪。  (名前の看板がないと   なかなか区別できません)  ”アプリコット”。  すっぱくて、あまり甘くないが、  柔らかい。6月頃熟す。  外見上は桃(もも)の実と  そっくりだが、  桃よりだいぶ小さい。 ・薬効   冷え性、低血圧 ・薬用部位 実 ・生薬名 「杏仁(きょうにん)」 ・実のタネの中の核の部分を  「杏仁(きょうにん)」と呼び、  生薬として使われる。  桃(もも)のタネの  「桃仁(とうにん)」に  よく似ている。  また、「杏仁」は  「あんにん」とも呼び、  「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」で  おなじみ♪。  でも、杏仁豆腐は、実際には、  この杏仁とよく似ている  「アーモンド」の実を  使っていることが多いようだ。  (アーモンドエッセンス) ・長野県千曲市  (旧「更埴市」。長野市の南)に   「あんずの里」があり、  毎年4月上旬~中旬頃   観光客で賑わう。 ・シリアの国花。 ・「杏一益、梨二益、カリン百益」の  言い伝えが中国にある。 ★<杏林(きょうりん)>の故事         「神仙伝」  中国古代、呉の国に  董奉(とうほう)という   仁医がいて、  貧乏人からは治療代金をとらず、  かわりに症状の軽い患者には  杏を一株、     重病者には杏を五株植えさせた。  数年にして  家のまわりに杏の林ができた。  それ以来、  「杏林」は医者の尊称となった。        (いいお話♪) ・「杏あまさうな人は   睡(ね)むさうな」    室生犀星

(季節の花300より)



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする