人生日訓(271)
「一つ心になれば必ず一事を成す」
日蓮上人の文永十一年の書簡に出る名句「一つ心なれども二つの心あれば、其心
たがいて成ずることなし。百人千人なれども、一つの心まれば必ず一事を成ず」とあ
る。「日本国の人々は多人なれども、異体異心なれば、諸事成ぜんことかたし。日蓮
が一類は異体同心なれば人々少なく候へ共、大事を成じて」と続いている。いかに
も日蓮らしい言葉である。よく世間で大会社に勤めている人が「うちの会社には何
千人の社員がいて」と自慢する。たしかに、「人数」ということは重要な条件ではある
が、心のばらばらな「烏合の衆」ではろくなことはできない。月給泥棒のような社員
が何百人いても会社を食いつぶすだけである。そこをゆくと、人数は少なくとも、少
数精鋭主義で、「和合衆」であってこそ、社運を隆盛に向かってゆくのである。
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3月から咲く花「白木蓮(はくもくれん)」
開花時期は、 3/10 ~ 4/10頃。 ・白い清楚な花。 花びらの幅が広く、厚みがある。 花は上向きに 閉じたような形で咲く。 全開しない。 これが辛夷と違うところ。 ・開花しているときの風景は、 白い小鳥がいっぱい木に 止まっているように見える。 ・花びらは太陽の光を受けて 南側がふくらむため、 花先は北側を指す。 (よって、「つぼみ」の頃は 片方にそり返っている) このことから、「磁石の木」と 呼ばれることもある。
(季節の花300より)