季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「三叉(みつまた)」

2020-03-05 04:31:44 | 暮らし
人生日訓(266)

「相手の立場に立って考える」

人間というものは、両眼が外に向いているせいでもあろうが、相手の様子や動向を

とやかく批判することは上手であり、月旦(=「月旦評」の略。人物の批評。しなさだ

め。 )の名人でもある。ところが、その見方、聞き方というものが、どうも、どこまでも

自分本位であって、なかなか、相手の立場には深入りしにくいのである。もちろん、

ひと通りの理解判断はしているともりでも、やはり、どこまで、自分と他人との間には

大きい開きというものがある。そこを乗り越えて相手の立場に立って物を考えるに

は、自分の人間性というものを深く掘り下げて、人間の普遍性までも理解してゆく

か、相手の話を聞くことである。

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3月から咲く花「三叉(みつまた)」

開花時期は、 3/ 5 ~ 4/10頃。 ・原産地は  中国中南部、ヒマラヤ地方。  江戸時代初期に渡来した、  とされるが、  万葉集の「さきくさ」の名で  歌われているのがミツマタである、  との説があり、  渡来時期が万葉時代以前なのか  江戸時代なのかは  確定していない模様。 ・花芽は、  ちょっと不気味な、不思議な形。 ・花は、蜂の巣が  ぶら下がったような形。 ・枝が3本ずつ分岐する。  (不思議!)  これが名の由来♪ ・樹皮には強い繊維があり、  和紙の原料になる。  しわになりにくく高級で、  また虫害にもなりにくいので、  1万円札などの紙幣や証紙など  重要な書類に使われる。  1876年(明治9年)に、  政府印刷局で三叉を原料として  紙幣を作ってから、  三叉の利用度は  非常に高くなった。  紙幣以外でも、  証書、地図用紙、コピー紙など  各種の紙とその原料として  幅広く使われている。 ・「三椏」とも書く。  「椏」は”あ”とも読み、  「木の股」の意味がある。 ・「赤花三叉  (あかばなみつまた)」は、  戦後、愛媛県の栽培地で  発見され、  今では黄色花とともに  よく栽培されている。 ・「春されば   まず三枝(さきくさ)の   幸(さき)くあらば   後(のち)にも逢はむ   な恋(こ)ひそ   吾妹(わぎも)」    柿本人麻呂

(季節の花300より)


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