季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「杜若(かきつばた)」

2020-05-08 04:25:22 | 暮らし
人生日訓(329)

「世に生れ乍ら知る者少し」

聖徳太子の言葉。我々凡人を励まされたお言葉である。「ローマは

一日にして成らず」というが、とかく我々の目は立派に出来上がった

ローマの町を羨ましく見るのである。百年千年かかって、やっと出来

上がったローマの町を羨ましく見るのである。その途中のプロセス

(経過)を目に入れぬのである。世間に立派な仕事をした人物を目に

すると、あまりにもその業績の偉大さに圧倒されて、自分には一生か

かっても、それに及びもつかぬという絶望感をもち易いのである。太

子のお言葉はこのところである。どんな立派な人柄、孔子、釈迦、耶蘇、

こうした天才だって生まれ落ちた時は、全く我々と同じ赤ん坊でしか

なかった。生れ乍らの聖人も偉人もないのである。みんな一歩一歩、

一日一日と努力を積み重ねてきた人物である。

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5月から咲く花「杜若(かきつばた)」

開花時期は、 5/ 5 ~ 5/末頃。  梅雨の少し前に咲く。  花色は、青紫、白。 ・「杜若(かきつばた)色」■   → 色 いろいろ へ ・昔、花の汁で布を染めたので  「書き付け花」となり、  だんだん  「かきつばた」に  変化していったらしい。  「燕子花」とも書く。  また、万葉集の時代には  「垣津幡」「加古都幡多」  などと書いた。  (でも、なんで「杜若」の字に   なったのかな? とても   カキツバタ、とは読めない・・) ・1770年頃、  ロシアのバイカル湖の近くで  パラス(Pallas)さんが発見した。 ・”いずれ文目(あやめ)か   杜若(かきつばた)”    = 区別できないことの      たとえ  文目は乾いた土地、  杜若は水の中から生えるので、  2つを並べた場合は  区別できそう。  花菖蒲は、  これらより開花が遅い。   (6月になってから)。  詳しくは下記「見分け方」参照。 ・5月13日、7月3日の   誕生花(杜若) ・花言葉は   「幸運、雄弁」(杜若) ・愛知県の県花(杜若) ★三河の国(愛知県)の  「八つ橋(やつはし)」は  昔から杜若の名所だった。  そこで詠まれた歌。  「から衣(ころも)   着つつなれにし   つましあれば   はるばる来ぬる   旅をしぞ思ふ」    伊勢物語    在原業平    (ありわらのなりひら)  「か」「き」「つ」「は」「た」   の5文字が、   それぞれの句の先頭にある。 ・「かきつばた   衣(きぬ)に摺(す)りつけ   丈夫(ますらを)の   着襲(きそ)ひ猟(かり)する   月は来にけり」    万葉集    大伴家持    (おおとものやかもち)  「神山(こうやま)や   大田の沢の かきつばた   ふかきたのみは   色に見ゆらむ」    藤原俊成    (ふじわらのしゅんぜい)

(季節の花300より)



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