人生日訓(331)
「他人の長所を見出す」
人間は自分の長所は他人に言われずとも知り抜いている。自意識過
剰で、少々いかれているような場合さえある。ところが他人のことにな
ると、いいところ、長所にも気が付くのだが、競争心や嫉妬心も手伝っ
てのことか、手離しに、素直に他人の長所を見届けることが難しい。
それだけに、我々はまず努めて他人の長所を探し出そうではないか。
その長所を見習い、教えられるようにしたいものである。
歳時記
母の日
一般的には、古代ローマ時代のローマで、神々の母リーアに感謝するための春祭り
が行われていたのが起源であるとか、17世紀のイギリスで、復活祭(イースター)の
40日前の日曜日を「マザーズ・サンデー」とし、母親と過ごすために出稼ぎ労働者を
里帰りさせていたのが広まったからなどの説があります。
日本の「母の日」に関しては、アメリカのジャービス母娘の活動から始まったという
のが定説となっています。
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5月から咲く花「山法師(やまぼうし)」
開花時期は、 5/ 5 ~ 6/15頃。 ・「山法師」の名前は、 中央の丸い花穂を坊主頭に、 4枚の白い花びらを 白い頭巾に見立て、 比叡山延暦寺の 「山法師」になぞらえた。 ・花水木とよく似ているが、 咲く時期が 花水木より2週間ほど遅く、 また、花の先端がとがっている。 (花水木は丸い) ・秋には実が イチゴのように赤く熟す。 サッカーボールの形にも見える。 ・中国名は「四照花」。 枝いっぱいに花が咲いたときの、 四方を照らす様子を表現している。 ・別名 「山桑(やまぐわ)」 実の表面が桑のように ブツブツしているので。 ちなみに 桑 の 別名も「山桑」。 ・6月15日の誕生花(山法師) ・花言葉は「友情」(山法師) ・「この夕(ゆうべ) 柘(つみ)のさ枝の 流れ来(こ)ば 梁(やな)は打たづて 取らずかもあらむ」 柘(つみ)= 山法師 万葉集 作者不詳
(季節の花300より)