人生日訓(343)
「民を使うに時を以てせよ」
聖徳太子の言葉で、当時の人民に課せられた労働の課役についての
愛民のお言葉ではあるが、現代の私共にも役に立つと思う。というの
は人間性というものに大きい変わりはない。人間はいつも同じように
仕事をし、生活をしているように見えても、そこには暇な時もあれば、
又、忙しい時もある。「時」というものは生気物である。農民にとっては
春は忙しく、冬は暇であり、その暇なときに人民を課役に使っても恨
みは起こらない。普通、毎日出社するサラリーマンにとっても、一日の
内で、朝と晩、月初めと月末とでは、働き方にカーブがある。朝は頭も
はっきりしているから能率が上がる。昔の政治はみんな朝のうちに行
われたらしく、そのために、「朝廷」とか「平安朝」という名前が残って
いるのである。
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5月から咲く花「ブラシの木」
開花時期は、 5/15 ~ 6/10頃。 ・オーストラリア原産。 ・明治中期に渡来。 暖地に栽培される。 ・花の形が、 ビン洗いのブラシにそっくり♪ ・実は、枝にずらっとついて並ぶ。 翌年の花はその上部に咲き、 実は次々と何年も残っていく。 その後もずっと大きく なりつづけ、 7~8年は枝についていて 発芽能力も持ち続ける。 この木は、乾燥地が原産地のため、 極端な乾燥や山火事のときに パァーンと実が開いて 中の細かい種子が 風に飛んで散布される、 という仕組みになっている。 山火事でまっさらな土地に なったところに すばやく芽を出して、 その土地一帯の 優占種になるのが目的らしい。 (ユーカリの木も同じ) ・別名 「花槇(はなまき)」 葉が槇の葉に 似ているところから。 「金宝樹(きんぽうじゅ)」 「カリステモン」(学名から)
(季節の花300より)