季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「エゴノキ」

2020-05-13 04:50:06 | 暮らし
人生日訓(334)

「人の善をかくすことなし」

聖徳太子の言葉、人間関係に対しての親切な注意である。いかにも

、人間心理の機微にふれているデリケートな思いやりである。という

のは、人間ほど利己主義者はないのである。自分のいい事、いい所

と言えば、他人にも吹聴したり、自慢したいとい性質を持っている。

ところが、他人、隣人、同僚のいいところが目についても、これをほめ

て行こうと言う気持よりも、どうも、目を塞いでしまい、見えても、みえ

ぬ風をする悪い量見が、我々の心のどこかに潜んでいることは、誰し

も自分に気づくことであろう。ここを太子がぴしりと一本打ち込まれ

たのではないかと思う。

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5月から咲く花「エゴノキ」

開花時期は、 5/10 ~ 5/末頃。  初夏の頃、桜に似た、  白かピンク色の花を  いっぱい咲かせる。 ・実の皮は有毒で  魚をマヒさせるような毒があり  食べたときにのどを刺激して  ”エグイ(ひどい)”味が  することから  この名になったらしい。 ・「売子の木」とも書くが、  あまり一般的ではない。 ・別名  「萵苣の木」(ちしゃのき)。    別の木で、    「丸葉萵苣の木」    というのもある。  「轆轤木」(ろくろぎ)。    昔、この木の材を    ロクロで細工して、    おもちゃなどを    作ったところから。    この木の白い材は    固く粘りがある。 ・「知左(ちさ)の花   咲ける盛りに   愛(は)しきよし   その妻の子と   朝夕に 笑みみ笑まずも」   (知左=エゴノキ)    万葉集 大伴家持

(季節の花300より)



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