季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「八重山吹 (やえやまぶき)」

2021-04-30 05:06:21 | 暮らし
人生日訓(659)

「能く(よ)く言い能く行うは国の宝なり」

かくしれ、開放的に、正々堂々と、言うべきをいい、行うべきを行粉うという

近代的なセンスをもっていたろうと思う。いうだけのことはやる。やることは

いう。言ってやり、やっていう。こういう人物こそが「国宝」であると規格づ

けたところが面白い。最澄は時代を反映して、政治にも強い関心を持ってい

た。将来の日本人のあるべき、とくに、宗教的に望ましい人物の条件として

二、三指示している。この「能言能行」はその一つである。ここに、当時の新

日本の人物像が浮かび出ているし、現代にも通じるものが感じられる。

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4月から咲く花「八重山吹 (やえやまぶき)」

開花時期は、 4/15 ~ 5/ 5頃。 ・”やまぶきいろ”と呼ばれる、  鮮やかな黄色。 ・山吹より咲き始めが遅い。 ・山吹は実がなるが、  八重山吹は実はならない。 ・「七重八重   花は咲けども 山吹の   実のひとつだに   なきぞかなしき」    後拾遺和歌集    兼明親王    (かねあきらしんのう)   山道の一軒家に   雨宿りを願った武将の   太田道潅(おおたどうかん)に   貸す蓑(みの)すらない   その家の女性は、   八重山吹を差し出して   短歌を詠んだ。   八重山吹は   実をつけないことから、   ”みのひとつだになき”を   掛けている。

(花図鑑より)


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