人生日訓(647)
「君子器ならず」
このkじょとは決して専門家を嫌っているという意味ではない。
ただ一技一能の狭い専門家でなくて、全体との関連をしっかり
とつかんだような人物が欲しいのである。とかく世間で「器用
貧乏」というが、その通りで、自分の一能一芸に甘んじて、そ
の部分にせせこましくかじりついてしまうと、どうも役に立た
ぬ小道具になってしまうのである。自分の能力を踏まえながら、
全体に目の届くような、役に立つような、人物になって欲しい。
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4月から咲く花「雛罌粟 (ひなげし)」
開花時期は、 4/ 5 ~ 6/15頃。 早咲き遅咲きがある。 ・ヨーロッパ原産。江戸時代に渡来。 ・花弁は非常に薄く、しわがある。 つぼみは最初は下向きで 表面に毛が生えており、 咲くときに顔を上げ、 2つに割れて花が出てくる。 その風情がなんとも不思議。 ・ちまたに咲いている雛罌粟からは、 採取が禁止されている 「アヘン」は取れません。 植えても大丈夫です。 ご安心を。 ちなみに、 ほんとの「ケシ」は こちら。 → ケシ ・いろんな「ポピー」があるが、 まとめて1ページにしてみました。 いろいろあります。 (1) ヨーロッパ産の「ヒナゲシ」。 (2) 地中海産の「鬼ゲシ」 (オリエンタルポピー) Oriental poppy (濃い赤い色のものが中心)。 「ポピーレッド」■ → 色 いろいろ へ (3) 黄、橙、白の 「アイスランドポピー」。 18世紀に北極探検隊が シベリアで この花を発見したことから。 ポピーといえば、 このアイスランドポピー のことを指すことが多い。 Iceland poppy, Auctic poppy (4) 4~5月頃によく見かける オレンジ色の花は、 「長実雛罌粟 (ながみひなげし)」と呼ぶ。 いずれも英名の 「ポピー」の名で親しまれる。 なお、スペインでは 「アマポーラ」、 フランスでは 「コクリコ」の名で呼ばれる。 ・「罌粟」は「芥子」とも書く。 ・「雛」は小さい、かわいいの意で、 ケシの中では 小型でかわいい花であることから。 漢字の罌粟(けし)は漢名からで、 実の形が罌(もたい。 液体をいれる口のつぼんだ 甕(かめ))に似ていて、 種子が粟(あわ)に 似ているから。 種子は非常に小さく、 そこから 「芥子粒(けしつぶ)」の 言葉ができた。 ・別名 「虞美人草」(ぐびじんそう) 中国歴史上の 絶世の美女である 虞美人にたとえた (下記参照)。 「ポピー」 英語で「ケシ」を意味するが 日本に咲くポピーからは アヘンの成分のモルヒネは 採れないので 栽培できます。
(花図鑑より)