季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「馬酔木 (あせび)」

2021-03-06 04:30:59 | 暮らし
人生日訓(605)

「人には各(おのおの)任あり」

自分一人貧乏くじを引いたのではない。このポストをしっかり守り通して行っ

てこそ、全体の歯車が回っているのだろうと受け取って来ると、初めて自分の

手許に目が戻って来て、いささかの自信を握ることが出来るのである。それ

に、人間位は十人十色の天分が与えられている。その天分に沿って今の自分の

仕事がある。このポストこそ、自分の一生の運命を決定すべき一本勝負の場で

あると気づいてくるものである。

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3月から咲く花「馬酔木 (あせび)」

開花時期は、 3/ 5 ~ 4/15頃。 ・「あしび」とも呼ぶ。 ・壷形の花をいっぱい咲かせる。 ・色は、うす紅色のものと  白色のものがある。 ・かすかに香る。 ・枝葉に「アセボチン」という  有毒成分を含んでいる。  馬が食べると  酔って足がなえることから  「足癈(あしじひ)」  と呼ばれ、  しだいに変化して  「あしび」そして  「あせび」となった。  漢字の「馬酔木」も  その由来による。  また、このことから、  葉を煎じたものは  殺虫剤としても使われている。 ・「池水に   影さへ見えて 咲きにほう   あしびの花を   袖に扱入(こき)れな」    万葉集    大伴家持    (おおとものやかもち)  「磯の上に   生ふるあしびを   手折らめど   見すべき君が   ありといはなくに」    万葉集    大来皇女    (おおくのひめみこ)  「わが背子に   わが恋ふらくは 奥山の   あしびの花の 今盛りなり」    万葉集  「河蝦(かわず)鳴く   吉野の川の 瀧の上の    馬酔木の花ぞ   末(はし)に置くなゆめ」    万葉集

(季節の花300より)


         

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季節の花「三叉 (みつまた」

2021-03-05 04:49:44 | 暮らし
人生日訓(604)

「農業すなわち仏業なり」

これが仏教楓の職業倫理、経済倫理ともいうべきものである。別段、山に入っ

て修行しなければ成仏できぬというのは特別の人間、小乗的な考え方をもった

者も意見であって、釈迦の本意でhない。従って、鈴木正三に従えば、仏教と

いうものはすべての職業を肯定し、世間に生き、衣食の道に沿って成仏の可能

性のあることを教えるものであると受け取ったようである。私も、ほぼ同様な

見方をしている。

歳時記

啓蟄

3月5日。および春分までの期間。

太陽黄径345度 雨水から数えて15日目頃。

啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、

大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。

菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。

まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも

徐々に暖かくなってきます。

春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。

八百屋さんの店先に山菜が並び始めます。

旬の食材で春の訪れを味わいましょう。

※実際に、動物や虫(種類によって違いますが)が冬眠から目覚めるのは、

最低気温が5度を下回らなくなってから、平均気温が10度以上になって

からだそうです。

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3月から咲く花「三叉 (みつまた」

 開花時期は、 3/ 5 ~ 4/10頃。 ・原産地は  中国中南部、ヒマラヤ地方。  江戸時代初期に渡来した、  とされるが、  万葉集の「さきくさ」の名で  歌われているのがミツマタである、  との説があり、  渡来時期が万葉時代以前なのか  江戸時代なのかは  確定していない模様。 ・花芽は、  ちょっと不気味な、不思議な形。 ・花は、蜂の巣が  ぶら下がったような形。 ・枝が3本ずつ分岐する。  (不思議!)  これが名の由来♪ ・樹皮には強い繊維があり、  和紙の原料になる。  しわになりにくく高級で、  また虫害にもなりにくいので、  1万円札などの紙幣や証紙など  重要な書類に使われる。  1876年(明治9年)に、  政府印刷局で三叉を原料として  紙幣を作ってから、  三叉の利用度が高くなった。  紙幣以外でも、  証書、地図用紙、コピー紙など  各種の紙とその原料として  幅広く使われている。 ・「三椏」とも書く。  「椏」は”あ”とも読み、  「木の股」の意味がある。 ・「赤花三叉  (あかばなみつまた)」は、  戦後、愛媛県の栽培地で  発見された。  ときどき見かける。 ・「春されば   まず三枝(さきくさ)の   幸(さき)くあらば   後(のち)にも逢はむ   な恋(こ)ひそ   吾妹(わぎも)」    柿本人麻呂

(季節の花300より)

  
        

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季節の花「房アカシア」

2021-03-04 04:31:35 | 暮らし
人生日訓(603)

「やれるところからやり始める」

理想は百年の先にかかげながら、一歩は足の下から今日始めるのが良い。そう

すると、案外に難問題もさらさらと解けて行く場合もあるのではなかろうか。

「脚下照顧」というような禅家の言葉もこんなnところに潜んでいると思う。

あんまり、先の青写真ばかりに目がくらんで、足元の一歩を忘れるようでは、

理想に近づくことは永遠に出来ないと思う。

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3月から咲く花「房アカシア」

開花時期は、 3/ 5 ~ 4/10頃。 ・オーストラリア原産。 ・けっこう大木になる。 ・黄色い球形の花がびっしり咲く。 ・葉が銀灰色をしているものは  「銀葉(ぎんよう)アカシア」  と呼ぶ。  (でも、房アカシアと   銀葉アカシアの区別が   つきにくいので、   同じページにしました♪) ・別名  「ミモザアカシア」    ミモザ(Mimosa)は、    オジギソウなどの植物の    属名(学名)。    料理で「ミモザサラダ」    というのがあるが、    トマトの上に    タマゴの黄身をこまかく    いっぱいかけた様子が、    この花びらを    ふりかけたようすに    似ていることから、    ということらしい。 ・フランスのカンヌでは、3月に  ミモザの「花祭り」が行われる。 ・南アフリカでは、  樹皮からゴムなどを採取する。 ・オーストラリアの国花は、  この房アカシアに  よく似た「ゴールデン・ワトル」。

(季節の花300より)


          

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季節の花「土佐水木(とさみずき)」

2021-03-03 05:01:11 | 暮らし
人生日訓(602)

「過ぎ去ったことにくよくよせぬ」

既に遅く来てしまった社員を今更咎めても始まらない。失敗したら子女を叱っ

ても、もう時効にかかっている。孔子も「既往を咎めず」と言っている。「来

時を忘却し去る」ことが悟りの一つの極意だと聞いている。勿論、自分の失敗

に思い切り、懲りることは大切だが、やってしまった失敗をいつまでも後ろ向

きに咎めだてをせぬことである。さらっと、向き変えて、再び失敗を繰り返さ

ないように、堅実に前進することである。

歳時記

雛祭り

中国の上巳の祓いが伝わる以前から、日本の貴族社会では「雛遊び

(ひいなあそび)」というものがあり、平安の中期に盛んに行われて

いたようです。

当時は大人の遊びでしたが、次第に子どもたちの世界に広まりました。

現在のように、段を組んだり豪華な飾りを施すようになったのは江戸

時代に入ってから。

江戸時代の初期に、京都の御所で盛大な「ひなまつり」が催されて

以降、江戸の武家社会にも広まり、庶民の間にも定着していったと

されています。 

式日にも定められていました。

ひな人形を飾り、白酒・菱餅・あられ・桃の花等を供えて祀ります。

ひな祭りの料理はやはり、ちらし寿司と蛤のお吸い物ですね。

蛤は女の子の美徳と貞節を意味するもので、ちらし寿司の具である

蓮(れんこん)やエビも縁起がいいものとされ、お祝い事には良く

使われます。

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3月から咲く花「土佐水木(とさみずき)」

開花時期は、 3/ 5 ~ 4/ 5頃。 ・自生しているのは  土佐(高知県)近辺の  蛇紋岩地帯のみだが、  全国で植栽されている。 ・日向水木と比べて、  一房の花の数が多くて花も大きい。  おしべの部分は茶色。  (開花直後はおしべは赤っぽい。   花が開いてくると   次第に茶色くなるようだ)  土佐水木の仲間に  支那水木がある。

(季節の花300より)

        

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季節の花「玄海躑躅(げんかいつつじ」

2021-03-02 04:33:45 | 暮らし
人生日訓(601)

「怒りにまさる不吉の骰子(さい)なし」

「金持ちけんかせず」ともいう。思慮分別のある人はかっとしまい。物事を冷

静に判定して、決して頭にこない。かくして、仏教では「忍」ということをす

すめる。この世の中を「忍土」(娑婆)と教えている。社会生活をしてゆかね

ばならぬ人間の運命である以上、お互いは自分本位、わがままは許せない。腹

を立て合っていては、一日も平和に暮らせない。怒りが文明を破壊して行くの

である。

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3月から咲く花「玄海躑躅(げんかいつつじ」

開花時期は、 3/ 1 ~ 3/末頃。 ・つつじの中では  早い時期から開花するほう。  (三葉つつじも開花が早い) ・名のとおり、玄海灘をはさんで、  九州北部と朝鮮半島に多い。  東京近辺ではあまり見かけない。

(季節の花300より)

   
        

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