町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

どうなる東急8500系

2017年08月29日 | 東京急行電鉄

今年3月17日、東急は来る東京オリンピック開催とその2年後の2022年に控えている会社創立100周年に向けて田園都市線に2020系の導入を発表しましたが、現在進められているホームドアの設置工事と併せて2008年以降置き換えが止まっていた8500系にも遂に先が見えてきました。本来の計画通りに置き換えが進んでいれば既に8500系は撤退しているはずでしたが、大株主だったJALの経営破綻や副都心線との直通による東横線への設備投資などから置き換えが後回しにされ、遂に2015年には登場から40年を迎えていますが未だ田園都市線の顔として君臨しています。

そんな8500系ですが、今のところは纏まった数が在籍している為少し待てば来る状況ではあるものの、先に触れたホームドア設置の準備として、先端部に柵が設置される駅も増えており今後の撮影は少々難しくなるかも知れないことや、数が少なくなってから騒がしくなる前に少しでも多く撮り貯めておこうと今更ながら真面目に撮影を始めました。

2010年代も後半になりましたが、8500系よりも新しい車両でさえ引退が相次いでいる中で40年以上も主力車両として活躍し、堂々の長編成で都心乗り入れを続けているのはかなり凄い事ですね・・・。趣味的な目線からは、7700系等とも併せて昭和の東急電車を気軽に楽しめる貴重な存在になりつつあります。とはいいつつ筆者自身、子供の時は5000系と少数派の2000系に夢中で「いつになったら8500系は置き換えられるんだ?」と思っていた事もあり、無くなると分かってからその良さを認識する辺りはやっぱりマニア精神かと実感しております(なんと自分勝手な・・・汗)

東急の路線は何処も乗客が多いですが、日中の閑散時間帯に誰もいない車内の光景を収める事が出来ました。写真は1981年から登場した中期車の車内で、8人掛けだった座席を7人掛けに変更し袖部の手すり形状も改めドア周りに余裕を持たせています。荷物棚の形状(金属管構成から格子状へ)や、座席の色(臙脂色からブラウンとオレンジの組み合わせへ)などを除けば、登場した時の面影を随分保っていますね。

1997年から登場した室内更新車の車内。化粧板・床材を新品に交換し座席を8人掛けから7人掛けのバケットシートとし、袖仕切りとスタンションポールの新設を施行しました。5000系の製造が決定したため、2001年でこの工事は終了しています。

現段階であれば、ほぼ全てのバリエーション(初期車・中期車・後期車に更新車とVVVF試験車etc…)が見られるので、乗車も撮影もたっぷり楽しんで行きたいところですね。

 

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