金子誠 引退

引退セレモニーも終わっているのに、すいません。


マックのことについて、思い出しています。

2003年に日本ハムファイターズが北海道にやって来て、知っている選手が殆ど居なかった。

当時、野球中継もあまり無かった。

でも、テレビ中継があった日、気になった選手が金子誠選手だった。

派手なプレーでは無いのに、守備が上手くて、釘付けになった。
それからというもの、テレビ放送がある日はマックが映るのを楽しみにしていたっけ。

日ハムの選手たちに、最初に感動した事は、守備も上手いのは勿論なんだけれど、イニングが変わる時の選手の動きだった。

(今まで見ていたセ・リーグは、ダラダラしていて、こういうのがプロなんだ、仕方ないよね～、毎日試合してるんだもん、って思ってた)

外野から全速力で走って戻ってくる、新庄や森本。

他の選手もきびきびしていて、高校野球をそのまま大人にしたみたい、って感じた。

そして、チームのファンになった。

強いチームだとは思って居なかったから、ただ応援できれば、と思っていたけれど。

2006年、嘘みたいことが起こり(^_^;)、札幌ドームに足を運んでみた。

ドーム内は熱気に包まれ、ファンも選手の一員であると実感した。

日本一を決めた時、テレビで観戦していたが、マックが泣いていた。
マックは今まで優勝経験が無いはず。
長い時をファイターズでプレーし、感激の1日だったに違いない。

でも、その後その時代のVTRが流れても、マックの涙は映らなかった。

あれ？
幻？
勘違い？

最近、マックの引退を機に、過去のVTRが流れ、マックの涙は本当だったと確信する。

引退セレモニーの涙は、それ以来だったね。

地上波の放送が無かったので、ラジオでその様子を聞いていたのだけれど、こちらも涙涙。



最近怪我が多くて、もう引退じゃないか？と思っていた。

(辛い体で出ないで、コーチになって後輩を指導して…)

でも、本当に引退となると寂しくてしょうがない。
今日の稲葉の引退セレモニーでも泣きそうだけど。

華やかなスタープレーヤーとは一線を引き、堅実なプレーで仲間を鼓舞する。
縁の下的プレーヤーは地味かも知れないけれど、絶対に必要なポジションだと思います。
そういう役割に誇りを持って徹していた「金子誠」は、いつまでも心の中に居ます。
21年間お疲れ様でした。

次はコーチで若い選手に指導して欲しいです。