二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

あいづふるさと映画祭に愛を込めて

2005-09-26 23:39:12 | 吉岡秀隆
下の記事に「すげーすげー」とガキンチョのようなことしか書かなかった自分への反省をこめて。(ちょっと余計なことも書くが。)

この素晴らしい映画祭は、ほとんどボランティアで運営されているらしい。今回の主催は「あいづふるさと映画祭実行委員会」「鶴ヶ城天守閣再建40周年記念事業実行委員会」。後援は「会津若松市教育委員会・湯川村教育委員会」。

すべてのスタッフの皆様に、感謝している。

だって、1000円であんなに素晴らしい一日を体験させてもらったのだ。

さらに、会場スタッフは「朝から並んでいる人のために」と、開場時間を繰り上げて客を入場させてくれた。いろんな状況でも、忍耐強く笑顔で対応していた。もちろん、遠路はるばるいらしたゲストお二人も、笑顔で穏やかに客を喜ばせてくれ、大人な態度だった。大多数のお客さん達も、静かに理性的に行動していた。今回、自分含めて県外勢も多かったが、地元の方々、余所者にも優しくしてくださって、ありがとうございました。

改めて、映画祭のスタッフの皆様へ。
素晴らしい一日でした。心から、感謝します。(ここで書いても伝わらないか。。。)
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あいづふるさと映画祭

2005-09-26 22:42:35 | 吉岡秀隆
行ってきました。久しぶりの会津若松。

前回は史跡巡りだったけど、今回は「あいづふるさと映画祭」を見に。

会津若松の隣町、湯川村出身の、松竹の撮影監督、故・高羽哲夫氏を偲んで催されている映画祭だそうで、今年で7回目です。

会場の会津風雅堂は、とてもきれいなホールだった。しかもスクリーンがでかい!以前、東京国際フォーラムで「隠し剣 鬼の爪」の試写を見たときもスクリーンが大きいと思ったけど、今回も、それに匹敵するくらい大きく感じた。シネコンのスクリーンなんか比じゃない!

その大画面で、3つの映画を見た。
「花の白虎隊」「遙かなる山の呼び声」「男はつらいよ 第42作 ぼくの伯父さん」

初めて見るのは「花の白虎隊」だけだったが、3作ともとても感動した。

「花の白虎隊」
以前、飯盛山を散策したことがあって、現地が思い浮かぶものだから、白虎隊の話は、涙なしには見られなかった。最近のイラク派兵のせいだろうか。この映画を見ていると、遠い昔の物語としてではなく「地続きの、現実的な悲しみ」を感じる。太平洋戦争を思うときに感じるような、、、(おいらの故郷も旧幕軍だったからかな。)古い映画なので最初音声が聞き取りにくかったけど、途中からはそれにも慣れて、どっぷりはまって見ることができた。

「遙かなる山の呼び声」
これはビデオを持ってるんだけど、大画面の迫力はすごいと思った。映画は大きなスクリーンで見ることで、本当の感動を呼び起こすんだな。だって、ストーリー知ってるのに涙も笑いも止まらないんだから。高倉健は、心底かっこいいと思った。倍賞智恵子の可憐さと、疲れた表情のやるせなさと気丈さが、大画面からものすごく伝わってきた。吉岡秀隆の表情の豊かさや存在感も、よりはっきりと印象に残った。

「男はつらいよ」
これも、何度もビデオで見た作品なんだが、大スクリーンだと余計に感動するんだなぁ。。。あと、監督が描く「高齢者」への視点とか「若者」への視点が、とても(その真意をつかめたかどうかは不明だが)伝わってくるように感じた。最後の「赤電話」も印象的でよかった。監督、やっぱあそこは「赤電話」で正解ですよ^^

う~ん、気持ちいい。堪能。午前11時近くから午後6時まで(途中に休憩やゲストトークもあったが)こんなに長い間、ず~っと映画を見たのは初めてだ。泣いたり笑ったり。最近は映画にはまれなくて、途中で時計を見たり仕事のことを思い出すことが多かったのだが、昨日は全然そんなことにならなかった。

近くの席に、親子三世代で来ているらしき家族連れがいらしたが、映画に関する彼らの会話が聞くともなしに聞こえてきて、何だかとても和んだ。(プライバシー侵害にならんよう、会話の内容までは書きませんのでご勘弁を。でも、勝手にこの家族のファンになっちゃったよ。)

そうそう、あこがれの倍賞智恵子さんと吉岡秀隆氏のトークも楽しかった。詳細は後日に回すが、一つだけ。

「博士の愛した数式」大人版ルート(吉岡)が出るのはせいぜい5分だろう、と思っていた予想は大はずれ。

「長台詞があって大変でした」「40分近くの授業をほぼ全部やるので、、、」

おいおい、マジですか!?「吉岡秀隆 in 教育実習(か授業)」が見られるのか?!すげー!すげー!(たとえ、編集でカットが入ったとしても)これはおもしろそうです。作品の指向性からいって、従来の学園ものに少なかった「教科の楽しさを教える教師」になるのだろう。それを吉岡が演じるとは!

それにしても吉岡、専門職ばっかり依頼が来て、大変だろうけどよくこなしてるなー。改めて尊敬します。
コメント (2)
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