昭和50年代だけど、東京タワーにのぼったことがある。確か6歳の時のことだ。
東京の下町に住んでたおいらにとって、東京タワーは別世界で「人大杉!」だった。
エレベーターにぎゅうぎゅう詰めになって、上の展望台まで何とか行った。「東京」が見えて、すごいな~と思った。そこまではよかった。
混雑のため、下りエレベーターの前に長蛇の列ができていた。これはとんでもなく待ちそうだ、と思ったとき、気の短い父が言ったのだ。
「階段で下りるぞ」
父は非常用階段を降り始めた。仕方なく母も(妹を抱いて)続く。親戚のおばさん達も続く。おいらも続いた。
今でも、「あれは夢なんじゃないか」と思うが。
階段は、東京タワーの外にあったのだ。階段と階段の間から、東京の街が見える。それは不思議な感覚だった。一段一段、子供心にも何となく「危険」を感じながら、黙々と僕らは降り続けた。
ふと気づくと、おいら達の前後にも、2,3家族が階段を降りていた。皆無口だった。
下のロビーまでたどり着いたとき、何だかすごい体験をしたように感じた。
大人になってから振り返ると、何だか狐につままれたような気がする。東京タワーの展望台から、外の階段で降りれるか?!。。。でも、確かに降りたんだよなぁ。。。
今でも使用可能ならば、もう一回チャレンジしてみたい、、、とは思いません。(長じて高所恐怖症を発症した(苦笑))でも、、、おおらかでよい時代だったなぁ、、、と思うのです。
東京の下町に住んでたおいらにとって、東京タワーは別世界で「人大杉!」だった。
エレベーターにぎゅうぎゅう詰めになって、上の展望台まで何とか行った。「東京」が見えて、すごいな~と思った。そこまではよかった。
混雑のため、下りエレベーターの前に長蛇の列ができていた。これはとんでもなく待ちそうだ、と思ったとき、気の短い父が言ったのだ。
「階段で下りるぞ」
父は非常用階段を降り始めた。仕方なく母も(妹を抱いて)続く。親戚のおばさん達も続く。おいらも続いた。
今でも、「あれは夢なんじゃないか」と思うが。
階段は、東京タワーの外にあったのだ。階段と階段の間から、東京の街が見える。それは不思議な感覚だった。一段一段、子供心にも何となく「危険」を感じながら、黙々と僕らは降り続けた。
ふと気づくと、おいら達の前後にも、2,3家族が階段を降りていた。皆無口だった。
下のロビーまでたどり着いたとき、何だかすごい体験をしたように感じた。
大人になってから振り返ると、何だか狐につままれたような気がする。東京タワーの展望台から、外の階段で降りれるか?!。。。でも、確かに降りたんだよなぁ。。。
今でも使用可能ならば、もう一回チャレンジしてみたい、、、とは思いません。(長じて高所恐怖症を発症した(苦笑))でも、、、おおらかでよい時代だったなぁ、、、と思うのです。