Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

【茶懐石料理教室:2017年7月】

2017-07-04 23:18:55 | 懐石料理&和食
今日は6回目となる茶懐石料理教室へ行ってきました



7月のレッスンでは、朝茶の懐石をテーマにしたお料理を教えて頂きます。まだ
朝茶を体験したことがないのですが、普通のお茶事とは少しメニューが変わるの
だそうですよ


向付は「鱚の風干しみぞれ和え 茗荷」。風干しした鱚を焼いてほぐしたものを
鬼おろしにした大根と千切りの茗荷や大庭と一緒に甘酢で和えたもの

朝茶ということで食材の調達が前日になるため、鮮度が落ちる刺身はふさわしく
ないのと、朝からただの焼き魚も合わないということで、こうした和え物にして
お出しするのだそうです


汁物は「とろろ汁 なめこ 青海苔」。丁寧にすりおろした大和芋をすまし汁で
伸ばして冷やしたものに、さっとゆでたなめこと青のりを乗せて

朝茶らしく、お味噌汁ではなくつるつると飲める冷たい汁物をお出しします


煮物椀は「しらす卵寄せ 白瓜 人参 青柚子」。溶き卵と出汁で作った卵地に
しらすを加えて蒸したものを、すまし汁にうかべて、白瓜や人参を添えたもの。
茶碗蒸しだと冬のイメージですが、こうすると夏にも向きますね


強肴は「焼き茄子胡麻かけ 山椒」。グリルしたナスに胡麻だれをのせたもの。
ペースト状のしっかりした胡麻だれなので、ぼたぼた垂れずに食べられますね。
こちらはしっかり冷やして頂きます。


預け鉢は「冬瓜と貝柱の含め煮」。干し貝柱を使った煮汁で冬瓜を煮てとろみを
つけたもの。添えたおろしショウガが効いています

こちらは今回預け鉢として作りましたが、温かいものを先に出すのが基本なので
こちらを強肴として出し、焼き茄子のほうを預け鉢として出した方が良いとか。


八寸は「鮎一夜干し 青唐」。三枚おろしの鮎を、一夜干しにして焼いたもの。
鮎の干物はけっこう骨があるものが多いそうで、こうして自分で作ると骨の無い
状態で食べることができるとか。青唐は種を取って軽く炒めてあります。


香の物は「大根 茄子 生姜」の3種盛り。


お菓子は「青楓」。色粉を少なめに入れて、涼しげな黄緑色を表現しています。
白ワインが入っているので少し大人な味のお菓子です