Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

お茶のお稽古&お家ごはん&北野天満宮の梅花祭

2012-02-25 23:54:44 | 日記
今朝はゆっくりと9時に起きて身支度をし、お昼からおでかけしました。
あいにくぐずついたお天気でしたが、念のため雨コートと傘を用意して、
移動なので、着物で出掛けることにしました。
こういう時にあまり外を歩かずに済むのはとっても楽ですね


今日の着物のテーマは来週に控えた「ひな祭り」。
というわけで、雛人形のお道具で一番大事な「貝桶」柄の着物です。
来週のお稽古で着られればピッタリなのですが、長唄の舞台があって、
当日は訪問着を着ていく予定のため、前倒しで今週着てしまいました。

去年は貝合わせ柄の帯を合わせて「いかにも」ひな祭りな感じでしたが、
今年は色合わせを楽しもうと、別の帯にしてみました。
なるべくひな祭りっぽくなるように、女の子らしい柄のものを選びました。


着物は地模様のある青に近い紺色の綸子地に、はっきりとした色合いで、
大きめの貝桶が描かれている個性的な小紋。八掛けは山吹色です。
帯は淡い黄色地に、大きめの可愛らしい大和鈴が織り出されている、
唐織の名門「藤原織物」の名古屋帯。
帯揚げは白地にピンクの絞りの輪出し。
帯締めは朱色と白のグラデーションになった平組紐。


着替えをしている間に夫がお昼ごはんを作ってくれました
今日は味噌煮込みうどん。残っていた麻婆豆腐も使って、ピリ辛です。
着物を着ているからと、洗い物もしてくれました。
いつもごめんね・・・

まずは夫と一緒に車でお出かけしました。
夫が髪を切りに行くので、車の中で三味線のお稽古をして待っていました。
マンションだと気兼ねして出来ないので、ちょうど良かったです
1時間ほどお稽古していると夫が戻ってきたので、義理の実家へ移動。

バレンタインのチョコをなかなかお義父さまにお渡しできずにいて、
遅くなってしまいましたが、お渡ししてきました。

その後はお茶のお稽古へ。
今日のお点前は更好棚を使った逆勝手の濃茶点前でした。
お菓子は清関院の「桃がさね」。3色のスポンジケーキのようなものでした。
お軸は寒山拾得図。文殊菩薩と普賢菩薩の化身と言われる人物です。
茶花は数奇屋侘助という椿と、クロネコヤナギが活けられていました。

お稽古が終わってもまだ夕方。このまま帰るのももったいないと思いつつも、
自宅でやりたい作業があったので、今日は早めに帰ることにしました。

今夜もゆっくりお家ごはんにしようと、帰り道にスーパーへ寄りました。
お休みの日は夫が作ってくれる気マンマンなので、甘えさせてもらうことに
今夜食べたいものをリクエストさせてもらったので、食材の買い出しです。
ついでにTSUTAYAに寄って、「フリンジ」サードシーズン5巻をレンタル。

夕食の前に、ネット環境の整備を行いました。
新居は今まで無線LANにしていなかったのですが、スマホもあるので、
不便なためやはりすぐにでも無線LANに切り替えなければと思って、
NTTに電話して新しいモデムとルーターを送ってもらいました。
無線LANは快適ですね

iPhoneで電話をかける時には「050plus」というアプリを使っているので、
ネット環境がいいとIP電話での通話が安定して助かります。

私がネットの設定をしている間に、夫が夕飯を作ってくれました




先日のサラダが美味しかったので、再度リクエストしてしまいました
今日はレタス・わさび菜・パプリカ・人参・イチジクを使ったサラダ。
パスタはナス、玉ねぎ、ベーコン、トマトを使ったアマトリチャーナ風。

メインには牛肉のタリアータをお願いしました。
本当は炭火で焼くものですが、自宅では難しいので、タリアータ風(笑)
ルッコラとバルサミコ酢が、とってもレアに焼いたお肉に良く合います。
赤ワインと一緒に頂きました。

そして食後は、また洗い物までやってくれました。
ほんとにもう、ごめんなさいねぇ・・・

その後はおつまみにを用意して、ワインを飲みながらDVDを見ました。
今日は「あれをしなきゃこれをしなきゃ」という予定がなかったので、
ゆったりと過ごせた良い一日でした


今日、京都の北野天満宮で、梅花祭が行われたそうです。
北野天満宮と言えば、その御祭神は雷神でもある菅原道真公です。
道真公といえば、都を追われ太宰府に下る際に詠んだ歌が有名ですね

『東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな』

という別れの歌を詠むほどに、自宅の庭の梅をこよなく愛していたとか。
その梅が道真公を慕って、大宰府まで一夜にして飛んだという話が、
かの有名な「飛び梅伝説」です。

さて。
この道真公を祀る北野天満宮では、道真公の命日にあたる2月25日に、
梅花祭を行っています。月例の天神さんの縁日とも重なり大賑わいです。
今年は更に週末に重なったため、相当な人出だったのではないでしょうか。


毎年この梅花祭では、上七軒の芸舞妓さんによるお茶席が設けられます。
このお茶席は境内にテントを張っただけの寒い中での野点ではありますが、
芸舞妓さんからお茶を頂こうと、たくさんの行列ができます。

梅もちょうど見ごろになるようで、梅の花も生きている花(芸舞妓)も見れて、
さぞ華やかなお祭りでしょうね
これもいつか行ってみたい行事です

京都に住めたらいいのに・・・


今週のスープ&日舞のお稽古&懐紙をお取り寄せ

2012-02-24 23:20:58 | 日記

今日のランチは自前のベーグル&スープのセットでした。
ベーグルは例のコストコで買ったもので、セサミが練り込まれているタイプ。
クリームチーズ、生ハム、ワサビ菜、トマト、玉ねぎをサンドしました。

スープはジャガイモ、人参、玉ねぎ、ほうれん草、ベーコンなどの具を入れ、
ミルクカレーのスープにしました。牛乳の甘みとカレーの辛さが合います
毎朝パンと一緒に食べていますが、多めに作ったのでランチにも活用中

今日は会社帰りに、日舞のお稽古に行ってきました。
先週はお休みで振りを忘れてしまったかな~?と思っていたのですが、
お浚い動画を見たおかげか、意外と忘れていなくて助かりました。

新しい曲の音源をもっていなかったので、お師匠さんのテープをお借りし、
ダビングさせて頂きました。伝統芸能はテープが基本です。アナログ
これを持ち帰り、コンポを使ってMP3に変換して、iPodに入れています。


今回出演させていただく「花がたみ」は、花がるたがベースになっています。
花がるた、つまり花札に描かれている十二ヶ月の情景を踊ります。
とても綺麗な曲で、今回の振り付けもとても綺麗な仕上がりだそうです。
まだまだ序盤ですが、これからどんな振りになるのか、楽しみです

お茶で使っている懐紙がなくなってきたので、先日取り寄せました。
基本は真っ白な懐紙を使うのですが、私は季節の絵柄の物を使っています。
このシリーズは12枚しか入っていないのに600円強と割高なのですが、
使うたびに嬉しい気持ちになれるので、気に入って使っています。
きちんと手刷りなんですよ


月毎に季節感のある懐紙が発売されています。
今回購入したのは下記13種類ですが、他にも数種類出ているようです。
お正月は、干支のものを購入することもあります。

1月  南天
2月  梅
3月  雛人形
4月  桜
5月  藤、兜
6月  紫陽花
7月  朝顔
8月  団扇と秋草
9月  桔梗
10月 菊と吹寄せ
11月 紅葉
12月 椿

懐紙は封筒のない時にお札を包むことも出来ますし、便箋代わりにしたり、
折って糊付けすればポチ袋にも使えるスグレモノです。
そんなときに、さりげなく季節の柄が入っていたら、きっと素敵ですよね


11月~1月のデスク飾りたち

2012-02-23 23:25:18 | 季節行事
そういえば・・・
秋からの急がしさにかまけ、しばらくデスク飾りを掲載していませんでした
というわけで、冬の間のデスク飾りです。


11月のデスク飾りは丸窓の中に秋の茶会が表現されたもの。
舞散る紅葉に朱笠、緋毛氈のに置かれた茶釜と茶碗と柄杓。
秋らしい色合いの、とっても可愛らしいちりめん細工です

円形の中に全てを入れる、という発想が斬新ですね。
本当に丸窓の向こうに茶会の様子を覗いている様な気がします。
夢み屋さん製。


12月のデスク飾りは2種類あります。
1種類目はクリスマスのサンタさんとトナカイ。
ぽてっとしたサンタさんがマフラーを巻いていて、とっても可愛いです
きちんとプレゼントも置いてありますよ~
こちらも夢み屋さん製。
来年は後ろに小さなツリーも飾りたいなぁ


もう1種類は羽子板。
浅草の羽子板市が毎年12月に開催されるので、それにちなんで飾りました。
羽子板は、女の子が生まれた初めての年末に、浅草の羽子板市に行って、
両親や祖父母がその子の健康と成長を願って買うものです

この羽子板は我が家の一番姫、綾乃[あやの]のために買ったものです。
その後姫が増えすぎて、一人ずつに買ってあげられなかったのですが・・・



1月のデスク飾りは七福神。
恵比寿様、大黒様、毘沙門天、弁天様、福禄寿、寿老人、布袋様の7人。
いずれも可愛らしいお顔をしていて、籠盛りになっているのがまた可愛いです
さすが、弁天様は一人優雅にお船の上です(笑)
それぞれに持っている小道具も可愛らしく作られていて、見事です

そういえば、私は父方の祖父母の孫の中では初めて生まれた女の子で、
その前が6人立て続けに男の子だったため、全員を七福神に見立てて、
私を「弁天様だわ」と祖母が言っていたそうな・・・

孫可愛さのあまり、現実はあまり見えていなかったようです(笑)


着物のコート&春の「おどり」

2012-02-22 23:02:22 | 日舞&三味線
冬の間、着物を着て外出する際、コートや羽織などを着物の上に着ます。
私は羽織があまり好きではないので、もっぱらコートを愛用しています。
コートを着られない期間は、大判のストールを使うようにしています


こちらのコートは袖を1尺5寸にしてあるので、礼装や各の高い小紋用。
私の着物は良いものは袖を長めに仕立ててあります。
(一部小紋で例外もありますが・・・
礼装感をアップするために、衿は被布衿にして頂きました。
なんだか昔のお武家さんみたいですね(笑)


コートによさそうな白生地を見つけて、好みの色に染めてもらったのです。
ヱ霞の地模様に、色の漆糸を使って、松/梅/紅葉が織り出されています。
漆糸は染料を弾く性質があるので、地色をどんな色に染めても大丈夫
なので、これも無地染めと同じ扱いで染めてもらうことが出来ました。
漆糸がキラキラと輝いて、とても上品で可愛らしいコートです

あまりにも可愛らしい色なので、長くは着れませんが・・・
染め直しをせず、いずれ子供が生まれたらこのまま譲ろうと思っています。


今日、祇園甲部歌舞練場で、都をどりの衣装合わせが行われたそうです。
最初と最後に行われる総踊りの衣装は、毎年新しいデザインになります。
上部は毎年同じですが、袖の下のほうと腰から下のデザインが違います。
地色は青(昔は緑の年もありました)、上部には枝垂れ桜が定番です。
帯も決まって赤で、「半だら」のような結び方をされています。
(手前の2人の衣装が、総踊りの衣装です)

今年は昨年の東日本大震災を受け、荒波を乗り越えて進む宝船を描き、
復興への願いをこめたとか
今年は大河ドラマの影響か、平家物語がテーマの「平清盛由縁名所」。
どんな舞台になるのか、今からウキウキしてしまいます

この総踊りには、舞妓さんだけでなく40歳以下の芸妓さんも出ていますが、
地毛で日本髪を結っているので、一見して芸舞妓の区別は付きません。
総踊りの髪型は特別なもので、「をどりの髪型」といわれていますが、
中島田だと思います。


以前4月に京都に行って舞妓体験をした際、をどりの髪型を結いました。
簪は普通のものをつけていますが、島田の部分に紐飾りをつけています。
年少の舞妓さんなら、この大人っぽい髪型は嬉しいのではないでしょうか


先日の溝縁ひろし写真展で頂いた、各花街の春の「おどり」のパンフレット。
京都の5つある花街のうち、祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒の4つは、
それぞれ春におどりを開催します。祇園東のみ、秋に開催しています。

祇園甲部の都をどりと、宮川町の京おどりは毎年見に行っているのですが、
その他の花街のおどりは、まだ見に行ったことがありません。
いずれ行ってみたいと思いながらも、それぞれ期間が少しずつずれていて、
なかなか一度の旅行で行くことが難しいのです


そんな5つの花街の芸舞妓さんの踊りを一度に見られるイベントが、
毎年6月に行われる、五花街合同公演「都の賑わい」。
各花街ごとの演目に加え、五花街からそれぞれ選抜された舞妓さんが、
1つの舞台上で同時に踊る「祇園小唄」など、見所がたくさんあります

舞台の後は、別申し込みで料亭やホテルで芸舞妓さんの接待を受け、
踊りを見ながらお食事を楽しめる企画もあったりします。
今年の6月は新婚旅行に行くので無理ですが、来年は行けたらいいな



今日は少しはやめに仕事が終わったので、夕飯を作って食べました。
メニューはニンニクの芽と豚肉とシメジの炒め物と、麻婆豆腐。
なんだか中華になってしまいましたが、ササっと作れるのが魅力です


三味線の修理&ランチ&お家ごはん

2012-02-21 23:59:21 | 日舞&三味線

3月の三味線の舞台で使うために、舞台用の三味線を修理に出しました。
去年の夏に破れたまま放置していたのですが、やっと重い腰をあげました。
だって片面の張替えだけで一万円札が何枚も消えるんですもの・・・

今まで浅草のお店に出していましたが、今回は別の所へお願いしました。
私のお師匠さんがいつも出しているお店をご紹介頂いたのです。
お電話をしたら、通常10日かかるところを急いで仕上げてくださるそうで、
舞台にも間に合いそうです

発送できるハードケースを持っていないので、棹から胴だけを外して、
緩衝材をたくさん入れてダンボール詰めしました。
今年は破れないように、湿気対策を考えよう・・・
着物と三味線は両方和室に置いてあるので、除湿器1つで解決するかも?


今日のランチは同僚と一緒に、茅場町にあるイタリアン「Allegro」へ。
ワインが豊富で夜も賑わうお店ですが、ランチタイムもいつも大賑わいです。
天然木をメインに使った内装と、照明の優しさが居心地の良いお店。
ホールスタッフに美男美女が多いのも人気の理由?(笑)



有機野菜のサラダと、サルシッチャと菜の花のパスタをオーダーしました。
パスタはガーリックが効いていて、サルシッチャの塩味もちょうど良く、
とっても美味しかったです

仕事の話だけでなくプライベートの話など、女性数人で盛り上がって、
早く食べ終わったので本屋さんに寄ったりお菓子を買いに行ったりと、
とっても楽しいランチタイムでした

7時半に仕事が終わって電車で帰ると、珍しく先に帰宅していた夫が、
駅まで車で迎えに来てくれていました。
一緒に夕飯を食べようと、待っていてくれたようです。

そのまま食材を買いに行き、DVDも借りて帰宅しました。
今日借りたのは「フリンジ」サードシーズンの4巻。ハマッてます。
私が着替えたり片付けをしている間に、夫が夕飯を作ってくれました。
料理を作るのが早いので、あっという間に出来てしまいます。



メニューはワサビ菜・人参・パプリカ・クルミ・イチジク・チーズのサラダと、
きのことベーコンのアンチョビガーリックパスタ。
そしてメインは鱈の柚子バター蒸し・きのこ添え。
白ワインとともに頂きました
(ランチもパスタだったのはナイショです☆)


デザートはバレンタインにあげたザッハトルテを試食させてもらいました。
外側のチョコと内側のぎゅっとつまった生地のバランスがちょうど良く、
とっても美味しいケーキでした

そしてまたもや私がケーキを食べている間に洗い物をしてくれている夫・・・
さらに最後にはアルコールを使ってコンロ回りまで綺麗にしています。
いつも「自分がやったほうが早いから」と言ってやってくれるのですが、
せっかく早い時間に家に居られる日なのに申し訳なくて・・・
どうもありがとう

夕食後はおつまみにオリーブ・ピクルス・グリッシーニなどを用意して、
リビングに移動し、ワインを飲みながら借りてきたDVDを見ていました。
まるで休日の夜のようで、ゆったりとした気分でリラックス

DVDを見終わってもまだ12時前。
家に帰って3~4時間ほどでしたが、とっても充実した時間を過ごせました。
ゆっくりお風呂に入って寝ま~す。