Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

【帯の別誂え(フルオーダー)第5弾】《地色見本編》

2015-06-25 23:45:59 | 着物
菊尽くし柄の小紋と一緒に別誂えを進めている、遠山ぼかし柄の染め帯ですが、
こちらも地色と山の色を決めるための色見本を送って頂きました


まずこちらが地色見本。オフホワイト系の地色を考えていたので、オフホワイト
~アイボリー系の色を何種類か用意して下さったようです。

遠山ぼかしという柄の特性上、地色を染めた上に山の色を乗せていく技法を使い
ますので、地色が濃くなれば濃くなるほど、上に乗せる山の色も変わります

そのためあまり濃い色を選ぶことができないので、アイボリーよりは白に近い、
明るい地色を選びました


こちらは遠山ぼかし柄に使う3色を決めるための色見本です。遠山ぼかし柄には、
朱色・鶸色・藤色の3色を使う予定ですが、その3色を決めるだけでもこれだけ
色見本が必要なのですね。びっくりです

山の裾に向かってぼかしていくので、初めからあまり薄い色だとぼやけた印象に
なってしまうかなと思って、濃すぎないけれどはっきりした色を選びました

地色を選ぶのは慣れているのですが、柄の色を選ぶことにはあまり慣れていない
ので、この選択で良かったのかかなりドキドキしています

素敵な仕上がりの帯になってくれますように。


【小紋の別誂え(フルオーダー)第6弾】《地色見本編》

2015-06-24 23:45:28 | 着物
別誂えを進めている菊尽くし柄の小紋ですが、先日送り見本(染めのパターン)
まで決まったので、実際に使う色を決めるための地色見本が届きました


今回の地色は淡いピンク色でと最初から決めていたので、ピンク系の地色見本を
たくさん送って下さいました

ピンクと一言で言ってもかなり幅が広いため、オレンジがかったものから青みが
入ったものまで様々でした

この中からかなり淡い色合いで、なおかつあまり青みがかっていない、くすみの
ないピンク色を選ばせて頂きました

以前ははっきりとした地色のものが好きでしたが、最近は薄めの柔らかな色で、
長く着られそうなものを好むようになってきたようです。とはいえ、やはり色の
くすんだものは私にはあまり似合わないので、綺麗な地色を選びます

これで地色が決まりましたので、次は使う白生地を選ぶことになります。


またまたイタリア出張へ

2015-06-23 23:44:08 | 旅行
4月にも行ったばかりではありますが、週末から夫がまたイタリアへ出張に行って
いるため、今週の我が家は母子家庭状態

ただ、今回は前回の出張と違って、日曜日に出発して土曜日の朝には帰ってきて
くれるので、休日に娘を1人で相手するというのが1日だけなのが助かります

平日は保育園で思いっきり遊んで来てくれますので、本当に保育園はありがたい
なぁと改めて感じますね

今回はもともとはアメリカ出張になるはずだったのですが、得意分野の兼ね合い
からかまたイタリアになりました。色々な国に出張に行くのが普通なのですが、
夫の場合はイタリアが多くなりそうです。

イタリア出張中の夫から、今回も訪れた街の写真が送られてきました


初日はヴェローナ泊。ヴェローナは、ちょうど3年前の新婚旅行で訪れた土地で、
夜から「Arena de Verona」という遺跡で行われる野外オペラを見に行きました。
とても素敵な夜だったのを夫も思い出したようで、空港に設置されていた看板の
写真を送ってきてくれました

毎年様々な演目が日替わりで上演されます。今年はドン・ジョバンニ、トスカ、
アイーダ、ナブッコ、ロミオとジュリエット、セビリアの理髪師等が上演予定。
3年前の私たちはカルメンを見ました



ヴェローナ郊外にはとてもかわいい街もあったようです。


ヴェローナの後はヴェネト州へ。ワイン畑の続く素敵な風景だったそうです。


その後は中部イタリアに移動して、今日はトスカーナに滞在しているようです。
トスカーナも新婚旅行で行きましたが、ワイン畑や麦畑やひまわり畑が広がった
広大な自然の中で、山の上に作られた街がとっても可愛い土地でした

私もイタリアに行きたいなぁ


今日は夏至・夏の最中日北上の極

2015-06-22 23:43:01 | 季節行事

今日は夏至。一年の中でもっとも日が長く、夜が短くなるころです

初候である6/22~6/26は「乃東枯る」。
ウグボグサ(乃東)の花が黒ずんでまるで枯れたように見える時期なのだそう。
ウグボグサは古来より薬草として使われてており、花を煎じて飲むと利尿・消炎
作用があるのだとか

この時期は鮎釣りが解禁されて、鮎料理を見かけることも多くなる時期ですね。
鮎は別名「香魚」ともいわれ、その独特の香りを味わえるのは獲れたてだけなの
だそうで、一度天然の鮎を川原で塩焼きにして食べてみたいものです

次候である6/27~7/1は「菖蒲華さく」。
菖蒲の花が咲くころだそうですが、温暖化の激しい現代では、もう咲き終わりの
時期に当たりますね。「いずれあやめかかかきつばた」。菖蒲、杜若、花菖蒲と
見分けが難しい植物ですが、どれも美しいことに変わりはありません

6月末日には夏越の祓が行われます。年初から半年のあいだに溜まった罪や穢れを
落とすため、茅の輪くぐりや人形を使ったなでものをします。

末候である7/2~7/6は「半夏生ず」。
半夏が生えはじめるころです。夏至から数えて11日目を半夏生と言い、田植えを
終えた農家の休息日でした。

7月に入ると京都では夏の風物詩である祇園祭が1ヶ月間かけて行われます。メイン
となる宵山(17日)には、全国各地からたくさんの人が集まって賑わいます


6月のデスク飾り

2015-06-21 23:42:18 | 季節行事
今月もデスクの上で癒しをくれたデスク飾りを、仕舞う前に撮影しました


6月のデスク飾りは、ちりめんで出来た紫色の紫陽花と可愛らしいカエルです。

紫陽花は、茎の部分が匂い袋になっているので、ほのかに良い香りが漂います。
ぽてっとした形も可愛らしく、とても気に入っているデスク飾りです

カエルは蓮の葉を傘にしているのがとても可愛らしく、お供のおたまじゃくしも
ポイントになっています。中が鈴のような作りになっていて、揺らすとゲコゲコ
鳴くのも面白いのです。どちらも京都の「龍虎堂」さん製。

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます