株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(1.11.06)

2006-01-10 20:19:23 | 明日のモニタリング銘柄
後場は、狙っていたはずの3756豆蔵に乗り遅れ、9438MTIは、510Kの同値降りをを余儀なくされ、116Kで飛び乗った4794デザインエクスチェンジも、思うように上がらず+1Kの117Kで売り、欲掻いてまた349Kで買った3310JIMOSは、不発に終わり-1Kで撤退、そして引け際に半ばやけくそ気味に、9702アイ・エス・ビーを1760円で買いました。やはり2321ソフトフロントの押し目を逃がしたのと、後場寄り付きの豆蔵への飛び乗りができなかったのが、大きく勝てなかった原因でした。

持ち越しは先日から注目銘柄に挙げていたアイ・エス・ビーだけですが、昨日はOSCが71%と急伸し過ぎましたので今日は見送りました。しかし今日は引けにかけてじり高になりながら、OSCが5日の64%越えの67%と騰勢を強めており、出来高も伴なっていたため急遽飛び乗りました。まだPER25倍の携帯などの通信制御関連のソフトウェア会社です。例の竹田和平さんも株主に名を連ねております。上値追いの勢いがつきすぎている嫌いがありますが、週足で見ると2004年4月の高値1740円を今日抜いた出世株です。上場来高値は1999年の4740円のようです。ベトナム工場活用の秘策といいなかなか楽しみな株です。

さて、明日1月11日の注目銘柄です。

1.3784ヴンキュラムジャパン △

 直近IPOでは出遅れの感があるこの株、富士ソフトABCの子会社です。乖離幅が-19Kと拡がっているのと、OSCが+2%の48%とコンバージェンスしているのが手がかりです。ここのところ押されておりますので、明日も寄り付き安く始まるようだと下げてからの反発狙いが良いかと思います。高く始まるようだと一気に抜けることもあるので注意。Vinkulum(ヴィンキュラム)というのは、何語か知りませんが、「絆」という意味だそうです。倒産したマイカルの子会社としてスタートし、海外に拠点を持っているわけではないのに、ジャパンという名前を付けていることと合わせて、何だか考えすぎのような気がします。そういえば、ヴィンキュラムというのも、バキュームカーを思い出す少々異臭のする響きです。その日本語訳が「絆」というのも、異性から「あなたと絆を持ちたい」などと正面から言われるのと同様、ついつい身が引いてしまいます。まあ、こうした諸々のIR活動における思い入れ過多が、逆に不人気を引き起こしている真の理由かもしれません。

2.4709インフォメーションデベロップメント ▲

 来期上方修正期待で12月10日頃から上放れし、ここ2日ほど調整をしておりましたが、きょうは僅かながらOSCが+3%の3円高と底打った感があります。まだPERも19倍です。再度騰勢を強めて上げに転じるかどうか注目。乖離幅-10円と良好。

3.6730アクセル △

 この株もようやく本領発揮です。12月30日に512Kをつけそのまま上に行くのかと思いきや、少々の足踏みをしております。しかし、OSCも73%と12月30日と同値で踏ん張っております。普通は70%台に6日連続というのはあり得ません。この株も昨年2月からの記録を見る限り過去にはマークしておりません。しかし、これでいて乖離幅が-8Kと良好なのです。出来高は細りつつありますが、今日、RSIはコンバージェンスしております。これは一体何の予兆なのか?指数値は12月28日段階まで落ちております。出遅れ銘柄としての物色が再度この株に集中するのかどうか、明日は出来高に注意しながらオシュレーター値がどう変化するのかも含めて注目。玄人好みの格付けAAAの優良株です。

4.4788サイバーコミュニケーションズ ▲

 さすがにネット広告関連も息切れが目立ちますが、この株、今日でOSCが57%と+2%コンバージェンスし、1月4日の55%を抜きました。出来高は細ってはおりますが、再度物色循環の波に明日乗るかも知れません。乖離幅も+8Kとさほど高くはありません。相性があまり良くないこの株ですが、少しはおこぼれを頂くようチョイと監視をしてみようと思います。

5.4779ソフトブレーン △

 ようやくこの株低迷期を脱出しつつあります。OSCが+5%の33%です。今日は113Kからの売りに押されましたが、これは低迷期からの脱出期に良くある現象です。とはいうものの108Kからどの程度抜けるのかということになると、はなはだ心許ないようです。つまりこのあたりがこの株の高値圏というわけです。いつぞやの村上ファンド絡みの上昇からの分割騒ぎで、この株すっかり刺激の少ない株に成り下がりましたが、果たしてこのまま終わるのかどうか、とりあえず明日だけはこの上昇気流からどちらに向かって漂流するのかを注目したいと思います。変な意味での注目です。筆者が2年ほど前に随分と儲けさせて頂いた株ですので、実は少々愛着があるのです。

6.5017AOCホールディングス ▲

 一部上場の由緒ある株を最後にご紹介。今日でOSCは+3%の30%にやっと乗せました。オイルの価格の低迷と軌を一にしてこの株も、往時の冴えをなくしております。今日の反転で明日は2200円奪回に向けて走り出すか、とりあえずご注目下さい。


【底打ち反転注意】

・2458フルキャストテクノロジー
・5456朝日工業
・3387クリエイト・レストランツ
・2449ブラッブジャパン
・2437シンワアートオークション

こうしてみると、やはり上げ一服と言ったところかも知れません。あまり、これはという注目銘柄が見あたりませんでした。テクニカルに興味があるのでアクセルやソフトブレーンを強いて挙げている位です。少し注意しながら明日はトレードをすることとします。
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やはり皆さん売り時を待っている

2006-01-10 11:19:48 | 株に出会う
朝方は景気よく上げていたものの、日経が下げに転じるや新興市場も段々と下落基調を強めております。NYの上げで今日の前場に利益確定をしようと待ちかまえていた方々の売り圧力が強かったようです。

持ち越し株の3762テクマトリックスも様子がおかしいので、304Kで一旦降りました。たったの+2K。ちょっと売り時が良くなかったようです。

こういう日は、訳の分からない株、例えば2321ソフトフロントが暗躍します。いきなり高く始まるので何かニュースでもと思って楽天を見ましたが何もありません。先日からの注目銘柄ではありますが、じり高を辿っていたのでエントリーし損なっております。6日がしかし、OSCが+11%の44%と跳ね上がり、12月27日以来の揉み合いを脱してはいました。しかし、ここで素直には買えないものです。出来高が今日は何と前場で9084株です。まだOSCが前日と同値の44%ですので、明日以降も仕手戦が見られるでしょう。

対照的なのが、同じ仕手株の2342トランスジェニックです。6日に一応切り返してはおりましたが、OSCは33%と4日の33%を抜けてはおりませんでした。ここが抜けていれば、今日の下落基調はなかったと思われます。案の定、6日の安値の153Kも割り込んで前場終了です。しかし、OSCは+1%の34%とコンバージェンスしております。こういった曖昧なテクニカル指標では参入するのは勇気が入ります。もし待つなら総崩れになって12月30日の142Kも破られるその前後での反発狙いというのもあり得ますが、そこまで落ちれば明日は更に下落するでしょう。よって買うなら明日の底打ち確認後か、あるいはこの株、再起不能の奈落の底に転落するのを見守るか、という感じとなります。このあたりで迂闊に仕手性の強い株に手を出すと火傷をするかと思います。

ところで、前場終了で注目銘柄の成績は6勝8敗1分けですが、2371カカクコムは、完全に読み違えました。この株のOSCのピークは12月21日の65%でした。そこからの調整過程で確かに1月5日は48%と底を付け翌6日は+1%の49%と切り返しましたが、12月29日につけたOSCの64%が直近のピーク値でしたので、ここからは遙かに距離がありました。このような弱い切り返し(+16Kを6日はマークはしておりますが)では、今日のような上げすぎからの調整相場の波に飲み込まれてしまいます。

これを教訓に、もう少し長いスパンでの流れの中からの反発過程かどうかを見ていくこととします。

後場は、3756豆蔵が、もう一息で抜け出しそうな位置におりますので面白そうです。それから3732イーウェーヴが、出来高を伴い上離れしているので注目し、押されている9438MTIが、指数値妙味(11月10日以来の低さ-これは調整しすぎかと)から注目して見たいと思います。
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