株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

物色好循環サイクルの罠

2006-01-13 16:37:54 | 株に出会う
今日は前場を終わってすぐに東京に出かけましたので、株価は15時半頃見ております。まさに、お金がドンドンと入っているのが実感できるような相場ですね。

その中で、筆者の持ち株は博打株の2342トランスジェニック(-6円)、2409ネクストジャパン(ゼロ)、2317システムプロ(+6K)となっております。システムプロが他の銘柄のロスを補ってあまりありますが、他の急騰銘柄には乗れず少々忸怩たる思いはあります。しかし、2326デジタルアーツの例を見ても、アナリスト、新聞などメディアで持ち上げるだけ持ち上げておいて、最後の駄目押しが株式分割です。皆で御輿を担いでいる様が手に取るように分かります。PERはすでに400倍です。つまり400年分の利益をこの株にかけている方々が大勢いらっしゃるのです。この方々はまさか400年先まで保有することはないでしょう。500万年後に地中海が干上がるという説があるように、この先地球そのものがどうなっているか分かったもんではありません。1億年あれば大陸がくっついたり離れたりする地球ですからありうる話です。ましてや株式市場などというものの刹那性は、皆さんとっくに承知の上でお祭り騒ぎに乗じているという姿でしょうか。世の中は、特に株式というのはゼロサムゲームであることをこの際、肝に銘じていた方がよいようです。つまり、勝つ人は負ける人の代償の上に成り立っているのです。そして、太古からの人類社会と同じように、市場への参加者の階層性がこの株式市場においても厳然と存在しております。つまり、市場を合法的に操作する資本とシステムそして情報を有する層から、弱小の個人投資家に至るまでの階層性です。パチンコでもラスベガスのカジノでも、無防備の小金持ちのお客を最初は持ち上げ勝たせてから、冷静な気持ちを徐々に失わせつつ最後は大損をさせるのが、基本的な仕組みでしょう。なまじっか最初に結構なお金を儲けてしまうのがやっかいです。人は都合の良いように物事を解釈することは、行動ファイナンス理論を持ち出すまでもありません。一度意識に焼き付いた「勝ち体験」は容易になくなることはなく、再度その賭博場へと馳せ参じるものです。よく時代劇に出てくる放蕩若旦那の狂気の行動がそれです。

まあ、これらのコメントは持たざるものの僻みから出た「愚痴兼説教節」としてお聞き流し下さい。筆者としては、これまで通りに我流を通して我が道を行くのみです。

テクニカル指標に依拠するといっても、客観的な株価水準から来るリスクはやはり考慮せざるを得ません。デジタルアーツは、実はオシュレーター値が今日で+1%の31%となっており、高い買い意欲が窺えます。これをRSIで見ると過熱状態の96%です。ここはいくらオシュレーター値が買いを示していても、その他のテクニカル条件を考慮せざるを得ません。それで利益を取り損なってもです。筆者が最後にデジタルアーツを買ったのは去年の10月5日、482Kでした。今の三分の一以下の価格です。500Kにすぐに行きましたがこれは高いと思いました。

さて、明日の注目銘柄は週末にかけてじっくりと検討してからアップすることとしますので、それまでお待ち下さい。
コメント
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