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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(5.8.08)

2008-05-08 15:28:54 | 市場概況
5月8日(木)の市場概況です。赤字部は9日朝更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC55%(-2%)4月25日の63%から下落中。
・日経平均:OSC60%(-2%)4月21日の64%からジリ下げの動き。
・TOPIX:OSC62%(-3%)5月7日の65%から下落中。
・マザーズ指数:OSC64%(+11%)12月5日の66%以来の高水準。
・ヘラクレス指数:OSC74%(+8%)10月9日の77%以来の高水準。
・国債先物:前日比33銭高 OSC45%(+6%)4月10日の46%に後一歩。
・日経先物イーブニングセッション:13940円(大証終値比-10円)
・シカゴCME日経先物:13935円(大証終値比-15円)更新
・NYダウ:12867ドル(+52ドル)OSC49%(同値)4月23日の65%から下落中。更新
・ドル・円:103.71円(1円1銭の円高)OSC45%(-7%)5月2日の61%から下落中。更新

主力市場の停滞をよそに、新興市場の出遅れ銘柄や上放れ銘柄が、順に物色される1日でした。前場に買った3623ビリングシステムは、後場もウェブマネーやフルスピードが飛ばすのを尻目に全くの停滞モード。しかし200K割れになるわけでなくほぼ205Kを挟んだ動きでした。しかし、地合が好転しようが何しようが、一向に上に行かないことに痺れを切らして-3Kで撤退。しかし14時過ぎからのあの急伸で最後はストップ高。見事に再度の「騙し」にあい散々でした。この買い上がり方は、どこかの投資顧問から指令が一斉に出たかのような激しさでした。久し振りに新興市場特有の値動きにまんまとひっかりました。しかし駄目ですねぇ、これでは。。。

引け際には、この「敗北」に対する焦りがあったのでしょう。OSCを35%から伸ばして5500円近辺で揉み合っていた3593ホギメディカルを動意付いた5520円と、その後の押し目の5500円で拾ってしまいました。

後で振り返ると、主力市場は国債先物が結構に切り返しており、退潮傾向がはっきりしております。ここで持ち越しはしない方が良いのに、果たして明日は凶と出るのか吉と出るのか?この買いは、テクニカルに惚れたっていう奴ですね。明日は今日の安値割れになるような地合なら一旦撤退。しかし、そうなるとますます駄目ですねぇ。。。

-------5月9日朝のコメント-------

NYダウはウォルマートの4月の売上げが3%ほど伸びたことや、新規の失業保険申請件数が市場予想を若干下回ったことなどから、昨日の安値を試した動きはあったものの、終値では52ドル戻しております。4月30日のOSC48%が、今のところダウのベースラインとなっており、しぶとく土俵際で粘っている感じですね。

今日の日本市場は、上げすぎている新興市場は調整含みではないかと思いますが、逆に日経平均が再度14000円にタッチできるのかどうかが焦点かと。但し、円がドルだけでなく他の通貨に対しても、結構な円高が進んでおります。しかし、主要通貨に対するOSCはこの下落で最近のボトム水準になっております。特にスイスフランはOSCが32%にまで下落。国債先物の顕著な切り返しといい、今日の相場環境は輸出関連銘柄を中心に更に弱含みで終わるのではないかと思います。SQ日なので寄り付きは一波乱あるのかも知れません。

なお、AIGの1-3月期決算が予想の1株利益-0.34ドルに対して、-1.41ドルと大きく期待を裏切り、時間外取引で7.7%下落しております。(時間内では2.06%の下落)今晩のNYダウはまた金融関連で一波乱あるのかも知れません。
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やけに強い日本株

2008-05-08 11:18:33 | 株に出会う
あれだけNYダウが下げても、各市場ともそう大きくは下げておりません。むしろ、長期国債は寄り天となっており、今のところ株式が優勢です。

しかし、為替はジリジリと円高基調になっており、株も14000円から跳ねることができないようですね。

前場段階で各市場の位置取りを確認しておきます。

・日経先物:-130円(OSC57%→56%)RSI68%→77%
・日経平均:-124円(OSC62%→61%)RSI83%→77%
・TOPIX:-16ポイント(OSC65%→64%)RSI82%→76%
・マザーズ指数:+29ポイント(OSC53%→63%)RSI73%→80%
・ヘラクレス指数:+14ポイント(OSC66%→73%)RSI91%→94%
・国債先物:9銭高(OSC39%→41%)RSI15%→17%

新興市場が過熱状態です。特にダヴィンチなど特定の銘柄の依存度が高いヘラクレス指数がもう天井圏です。

マザーズ指数にしても、銘柄毎に濃淡があります。2159フルスピードや3770ザッパラス、2766日本風力開発などはいいのですが、3624アクセルマークや3622ネットイヤーなどはマイナス圏に沈んでおります。

前場は、ブレークポイント越えを思わせる「騙し」にまたまた3623ビリングシステムで引っかかってしまいました。208Kの高値掴みです。

一方、2167ウェブマネーが184Kのブレークポイント越えから196Kまで飛翔したのとは雲泥の差です。つい、そうした動きに引っかかってしまうのが新興市場の株の特徴です。もちろん、形勢が悪くなれば大きな買い板など一瞬に引っ込んでしまいます。それを見ての弱気筋の売りが売りを呼ぶという、チョイと気分が悪い値動きをするのが新興市場だということを、久しく忘れておりました。

撤退ラインは決めてありますので、まあ、後場は少し様子を見ることとします。

債券と為替そしてNYダウの動きから、ここは下落ムードの方が勝っているようです。たまたま、これまで出遅れていた新興市場銘柄に資金が回ってきているだけかと。
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市場概況(5.7.08)

2008-05-08 06:49:00 | 市場概況
5月7日(水)の市場概況です。赤字部は8日朝に更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC57%(+1%)4月25日の63%を目指す動き。
・日経平均:OSC62%(+7%)4月21日の64%を奪回する動き。
・TOPIX:OSC65%(+3%)4月28日の64%を奪回。4月21日の68%を目指すか?
・マザーズ指数:OSC53%(+6%)4月18日の59%を目指す動き。
・ヘラクレス指数:OSC66%(+9%)3月26日に並ぶ。
・国債先物:前日比28銭安 OSC39%(-1%)4月24日の28%から切り返し中。
・日経先物イーブニングセッション:14170円(大証終値比+50円)更新
・シカゴCME日経先物:13960円。更新
・NYダウ:12814ドル(-206ドル)OSC49%(-5%)4月30日のOSC48%を割り込む勢い。更新
・ドル・円:104.72ドル(3銭の円高)OSC52%(-3%)5月2日の61%をピークに下落中。更新

後場は円高へ振れたこともあり、ギャップダウンして始まりました。それでも14000円は底堅く、引けにかけてはじり高での終了です。OSCもこの切り返しで前日比プラスに先物も日経平均もなりました。

明日は、再度14200円越えを目指すのかどうか、そのあたりはNY市場次第、為替次第ということになります。14000円を下値に14200円越えを何度か試しながら突き抜けるようだと、これは様相が一変します。何しろ、黄金分割比率、35年移動平均という、胡錦涛主席自慢の、万里の長城も顔負けの要塞が突破されたようなものですから。

明日のモニタリング銘柄は時間をおいて夜間に検討してアップします。

-------8日朝のコメント-------

NYダウはついに200ドル超の下落。在庫が増えているのに、原油価格が最高値を更新したのが主因とされておりますが、これまでは逆のこと(原油が上がって、株も上がる)もあった訳です。やはり、そろそろ調整の時期だったためと思います。ちなみに、昨年からOSCがほぼピーク値を取った時の、ダウの指数値の経過は以下の通り。( )内は終値。

 5月6日 14386(13020ドル)OSC54%、4.7倍
 4月23日14047(12763ドル)OSC65%、2.4倍
 4月9日 13720(12527ドル)OSC59%、1.8倍
 3月24日13903(12549ドル)OSC60%、2.2倍
 2月28日13797(12582ドル)OSC63%、1.9倍
 1月31日13613(12650ドル)OSC64%、1.5倍

 12月24日14186(13549ドル)OSC52%
 10月9日 14627(14164ドル)OSC63%

最初と最後の指数値、終値を比較してみて下さい。終値では1144ドルも差があるにもかかわらず、指数値の差はたったの241です。その倍率4.7倍。特に、連休を挟んでの値動きは、かなり無理して上げてきた?かの感がありますね。連休明けまでは下げられない事情がアメリカの財政当局にあると、以前にチラリと書きましたが、どうもそれが当たったようです。

これは、実際の値動きに比較して、真の安値・高値との差が大きかったことを示しております。前日終値比での当日の増減値と、安値、高値の差が同じであれば、理論的には限りなく1倍に近づく筈です。

ついでに、日経平均を少し見てみましょう。

 5月7日   25364(14103円)OSC62%、1.3倍
 4月7日   24642(13450円)OSC70%、1.2倍
 10月11日 27869(17459円)OSC68%

こちらは、極めて穏当な結果となっております。逆にいうと、NYダウに翻弄されて窓を開けての下落が激しかったのが日経平均ということになりそうです。

もちろん、この指数値というのはある時点を任意の数字に置いておりますので、その意味では恣意的であり、その数字の置き方次第ではブレ幅が増幅されることもあります。しかし、NYダウの傾向値だけでもそれなりの意味があるかと思います。

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