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市場概況(5.30.08)

2008-05-30 15:33:47 | 市場概況
5月30日(金)の市場概況です。赤字部は31日朝更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC58%(+3%)5月26日の47%から切り返し中。
・日経平均:OSC59%(+5%)5月26日の41%から切り返し中。
・TOPIX:OSC58%(+6%)5月26日の42%から切り返し中。
・マザーズ指数:OSC48%(-1%)5月28日の43%から切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC55%(-5%)5月28日の53%から切り返し中。
・国債先物:前日比35銭高 OSC48%(+5%)5月26日の40%から切り返し中
・日経先物イーブニングセッション:14370円(大証終値比+30円)
・シカゴCME日経先物:14370円(大証終値比+30円)更新
・NYダウ:12638ドル(-8ドル)OSC45%(+2%)5月19日の62%から下落中。更新
・ドル・円:105.55円(2銭円安)OSC63%(+3%)ついに5月2日の61%を抜く。更新

後場はだれることなくそのまま行きましたね。あっと驚いたのは一旦節目の722Kを崩された2432DeNAが暴発したことです。チョイと目を離している隙でした。良い教訓になりました。他の銘柄の噴出時期を計る上での今後の参考になりそうです。とにかく、皆さんごくごく慎重ですね。念には念を入れるというのか、石橋を叩くのに5年もかけるというのか、まあ、普通の精神状態ではとても理解不能です。

チョイと気を付けて欲しいのは、国債がこの株式の地合の好転にも拘わらず、切り返しに転じていることです。但し、OSCの50%台乗せは、3月25日以来久しくありません。今のインフレ傾向の中で、これ以上債券買いが続くのかどうかは疑問です。

それに、今日は月末です。投資信託などの機関投資家が成績を良くするための、いわゆるドレッシング買いが債券も含めて過大に入った可能性があります。DeNAなどどうも野村が買いを入れた節があります。

その反動が来週あたりに出ることを警戒しなければなりません。

また2日連続で切り返しすぎの面もあります。こうした絶好調の日に週をまたいでの持ち越しは筆者としても嫌うところであります。3623ビリングシステムや4849エンジャパンの買いは、引けまでに全部売りました。

来週は、また物色できる銘柄が沢山出そうですね。それにかけるというのも、これまた技術を磨く上では、今の修行段階ではよい機会かと思っております。

今日のDeNAのような値動きを的確に捉えることができるまでは、大きな勝負は避けつつ、売買ノウハウの積み上げに専念したいと思っております。

それでは、皆さん週末はごろごろと寝転がって、鋭気でも養って下さいね。

たまには、こんな世間並みの挨拶文でも入れないとね。。。

-------31日朝のコメント-------

原油も為替も落ち着いており、さしたるニュースもなく、ダウはほぼ前日並で終了。しかしダウは5月19日のOSC62%、終値13028ドルから、だらだらと下落しております。12442ドルという直近の安値割れがあると更に下へと行くのでしょうが、4月15日から29日もかかっての安値更新です。これは異例に長い期間ですが、その背景として、ダウは昨年8月安値の12518ドルは既に120ドル程上回っていることがありそうです。

一方、日経平均を見ると、これだけ戻しても昨年8月安値からまだ924円も下回っております。この差が、このところの日本市場の急ピッチの上昇とダウの停滞の背景にあるものと思われます。もっとも、ある程度作為的に上げてきたダウですから、これ以上上げる材料がないのですね。

こうしたダウの停滞を縫って上げてきた日経平均ですが、為替もぼちぼち限界に達しようとしていますので、そろそろ調整かと思われる筋も多いかと思います。しかし、このところの上げは、OSCでは60%-70%、RSIでは80%にも達した時にピークを付けております。今はまだRSIが63%です。ここは14392円という5月16日の高値を一旦抜いてから、小調整に入り、もう一段だけOSCとRSIを上げてから、NYダウの何らかの大幅下落をきっかけとして、下落調整に入るのではないでしょうか。それは、来週4日発表のISM非製造業景況指数や6日発表の雇用統計が考えられます。この時期に要注意。

その後の下値抵抗線としては、例の14200円の黄金分割ラインにご注目下さい。日経平均の安値のピークは現在この水準で機能しております。
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円安が追い風で飛ばす

2008-05-30 11:20:11 | 株に出会う
今日の2432DeNAは、円安など全く関係ないのに、昨日までとはうってかわって、執拗な売り板が影を潜めていたようです。

昨日の下値押しの勢いに懲りて、今日は705Kで指しておりましたが見事に空振り。708Kで今回はセオリー通りの切り返しを見せております。5月28日が下値切り上げでのプラ転終了でした。しかし、大方の予想に反して翌29日は寄り天からのまさかの、前日安値割れまで行きました。

今日は前場終了段階での地合の悪化にも拘わらず、この株だけ下へとは行かないのは、このような調整過程が背景にあるかと思います。722Kで終わっておりますが、ここを抜けると強いと思います。

相場はNYダウの続伸と円安もあって、黄金分割比率の14200円を再び上回ってきております。ここを上回って終了すれば5月16日の高値も見えてきます。各市場の動向は下記の通り。

・日経先物:OSC56%(+1%)+120円
・日経平均:OSC57%(+3%)+116円
・TOPIX:OSC56%(+4%)+15ポイント
・マザーズ指数:OSC47%(-2%)+2ポイント
・ヘラクレス指数:56%(-4%)-3ポイント
・国債先物:OSC42%(-1%)-7銭

株が優勢です。ドル・円は前日比で変わらずですが、終値で104.8円を突破しましたので、ここは節目の106.4円あたりまでの上昇が来週にかけて期待できそうです。そうしたことが、今日の株高の背景かと。

新興市場は、主力市場がこうまで堅調では、マザーズ指数にしても4月10日を底にして、主力市場の10%に対して12%も戻していたので、今日は一服といったところですね。

特にモニタリング銘柄の3236プロパストが悪いようですが、この株、RSIを18%には落としておりますが、指数値が3月31日のそれに対してまだ2300円ほど高めです。しかしながら、OSCは直近の安値の40%に並んでおります。この株の最低値は3月31日と4月1日の37%です。

これから言えることは、切り返しはあと一息です。70Kが当面の底ですのでここが抵抗線として機能する限り、夜明けは近いということになりそうです。来週月曜日の押されたところからの反発を見定めることになります。4314ダヴィンチもまた押されておりますので、日本の金利上昇と不動産市況が予想以上に悪化しているのを市場は懸念しているのでしょうね。業種別指数で見ても、不動産だけ極端に今日は悪いようです。しかし、テクニカルにはあるところまで行き着くと反発に転じるのが株です。その日のお日柄を見極めたいものですね。
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